2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

人と動物の違い:尊厳

2015年のミスワールドのカナダ代表、アナスタシア・リンは、中国の裏を暴き人権擁護を訴える女優となっています。そのため、中国に住む父親と祖父母は中国政府の監視下におかれ、海外に出ることができないのです。 13歳の頃カナダに移住し、中国政府のプロパ…

すがすがしい

台風とそれに刺激された秋雨前線による、長い間のぐづついた天気が晴れて、ようやく、すっきりとした秋空の朝を迎えました。昨日植えたコスモスの花が、朝の空気を大きく吸っている様です。すがすがしいとは、まさにこの空気、この気持ちでありましょう。 国…

今こそ台湾を守るアジアの盟主となれ

世界の対中国包囲網は、もう事実化している。EU委員長も中国の人権問題糾弾の方向にかじを切った。10月にはアメリカのポンペイオ国務長官が、台湾を訪問するとの情報が漏れ伝わっている。また、バチカンは、ポンペイオ国務長官と協議し、中国のキリスト教弾…

点と点をつなげる

アップル創業者のスティーブ・ジョブスのスタンフォード大学での卒業式講演を聞きました。その中の一つのテーマが、点と点をつなげる、というものでした。講演の中で知ったのは、彼の生まれは裕福ではなく養子に出されましたが、その家庭も決して豊かではな…

世界は舵を切っている

台湾とアメリカとのつながりが、日々太くなっている。李登輝元総統の告別式にアメリカ国務次官が参列した。そして、駐米台湾代表が、肩書きに「大使」を記した。ウイグル制裁法案が、下院でほぼ全会一致で成立した。 もうこの勢いは止められないだろう。民主…

妻の顔

仕事明け、帰宅時に駅で妻に合いました。僕に伝言を伝えるために改札で待っていたのです。その表情がとても穏やかに見えたのです。息張らず気張らず落ち着いた顔でした。僕はとてもうれしかった。ありがたかった。 この時代の、鋭く刺す様な、損得ばかりで過…

人生100年時代、黙々と最後まで生きよう

このブログ日記を始めたのは、2019年9月23日からでした。毎日その日に一番心に残ったことを書くと決めて、それから、1年経ちました。正直言って当初は、日記も三日坊主の僕が、続けられるか半信半疑でした。毎日が戦いでした。ブログを作って、集客するとか…

休まずに歩き続ける

僕は間もなく69歳になります。自分ではそんな歳になったなんて思っていません。まだ人生の盛りにいるように思っているのです。ただ昔のように無茶や自分の壁に閉じこもることは無くなりました。自分の進むスピード感とでもいうものを知ったように思います。…

自立を海外から学ぶ

日本大好きというマレーシア女性のユーチューバーが、日本を応援してくれています。マレーシアは第二次世界大戦前まではイギリスの植民地でありました。それに対して、アジア諸国よ独立して共に生きようとして、マレーシアではイギリスとそれに加担する勢力…

歯茎が蘇る

約2ヶ月前、急に右の歯茎が上下ともに痛くなり始めました。煎餅が噛めなくなって来たのです。歯茎が鬱血している事を感じましたので、必死でマッサージをして鬱血を和らげました。それで幾分か楽になった覚えがあります。 ただ、マッサージをしても、楽にな…

二つの自己認識

自分自身を客観的に見る事が、人が意識を持った瞬間だと思っています。そして、その意識というのは、予め備わったものではなく、人類が社会を構成するために苦しみながら生み出したものであるという仮説に賛同しています。意識によって自分自身を客観視出来…

現代のアポロン神の信託

ギリシャ中部の聖域デルフォイにはアポロン神殿があり、その神殿の巫女から発せられた神託(神の予言)は、古代ギリシャ人にとって真実とされ、人々やポリスの運命を左右したのです。戦争や植民などの重要決定は信託によって行われたのです。ソクラテスも37歳…

自己認識の瞬間

意識の始まりは、自分を外から見ることが可能になった瞬間です。では、自分を外から見ることが可能なのは、どういう条件がそろった時なのでしょうか。その瞬間こそ、人が人になったっ瞬間なのではないかと思います。 赤ちゃんが、鏡を見てそれが自分だと認識…

洞窟の比喩の別解釈

プラトンの洞窟の比喩は有名です。囚人たちは手足を縛られ、目の前のスクリーンだけを見せられています。そのスクリーンには、後ろで操られる快楽に操られた人形が火の光によって映り出されています。その映像に慣らされた囚人たちは、外に太陽があり真実の…

僕とは何か

僕とは何か。何が僕なのか。前回、「僕の考え」とは、僕の肌身の感覚を通して共感できるものを集めたもの、という理解をしていることを言いました。では、その「考え」とはどこから来たものなのでしょうか。そして、その考えを受け容れた「僕」とは何なので…

僕の考えとは

僕の考えとは何でしょうか。何が僕の考えたことなのでしょうか。 この問いかけは、そもそも、僕とは何なのか、と言う事にもなります。 僕は、学生時代からずっと、この問いかけを自分にしていました。学生運動が盛んな1970年、マルクス主義を唱え、アメリカ…

意識の功罪

人間は、意識を持ち、自分を客観的に見る事が出来る様になったので、複雑な社会を構成できる様になりました。神と一体化した世界から脱却し、自分を外から見る事が出来る様になったので、全体から見た自分の行動を的確に判断する事が出来る様になったのです…

僕の体はこの世のパートナー

僕はつくづく思いました。僕の体はこの世のパートナーだ、と。でも、僕の体は、自分勝手な僕に従って、文句言わずに動いてきていたのです。体は黙っているから、それでいいんだと気がつきませんでした。そして、自分の体は自分のものだと、長い間思い続けて…

哲学の責任

中共の人権侵害問題に関していつも思う事ですが、なぜこうも酷いことが起きているにもかかわらず、世界はそれを止められないのだろうかと言う事です。もし、自分の身にそのことが降りかかってきたとしたら、絶望の中で、逃げるか戦うかの選択を迫られるので…

アナスタシア・リン

2018年4月のオスロ自由フォーラムでの、アナスタシア・リンの講演を聞きました。彼女は中国出身のカナダ人で2015年のミスワールドのカナダ代表です。しかし彼女は、ペルソナノングラタと宣言された後、決勝の行われる中国からビザを拒否されました。それは彼…

もったいない

僕は、自分の居場所として、胆(はら)という言葉が日本語にあるという事に、あらためて驚きと感動を覚えました。日本語と言うのは、言葉が誕生した時の感覚を保持しているのです。その記憶を、日本人が忘れた中に留めているのです。 そして、時代が変わっても…

心と胆(はら)

言葉というものは、その言葉の意味すること以前に、その言葉が生まれた経緯を持っています。今回考えたいのは、心と胆です。心に決めるとはいいますが、胆に決めるとは言いません。逆に、胆を据えるとはいいますが、心を据えるとは言いません。このちがいこ…

決心

そろそろこのブログも1年たつことになります。このブログは自分自身を整理し、何を考え何をしたいのかを考えることが目的でありました。僕がこの世に生まれてきた意味が分かればいいと思っていました。ブログを書き続けることで、色々な知識を得て、僕自身…

怠け心と努力

夏休みの宿題がなかなか手につかず、休みの最後になって仕方なしに何とか終わらせる、という経験は多くの人が持っていると思います。僕もそうでした。読書感想文、絵日記など、やるのが嫌なものはなかなか手につかないのです。それに反して、工作とか、僕が…

感情とは

理性と感情は、対峙するものとして語られますが、僕はこの二つは全く違うものと考えています。理性と感情を区分する考え方は、理性の有無で区分しているだけなのです。極端に言えば、いわゆる感情とは、理性が出現するまでの能の働きそのものなのです。理性…

チェコと台湾

チェコは、旧ソ連の配下において、その共産主義から脱却するために多くの努力をしています。 まず、1868年のプラハの春です。チェコスロバキアのドプチェク共産党書記長は、自由と民主主義を取り戻す「人間の顔をした社会主義」を目指しました。これにより開…

性欲と性犯罪から2分心を考える

自分自身をコントロールするのが大変難しい事は、性犯罪の再犯率が高い事でよくわかる。平成27年度犯罪白書では、一度子供に手を出した犯罪者の再犯率は84.6%と極めて高いのです。犯罪者に対し、単なる教育や制度制限では、性犯罪はなかなか抑制できないも…

意識とは

意識はつかみどころのないものである。意識とは何かと問われても、これですと差し出すようなものではない。例えば、歩いている時意識はあるのだろうか。ひたすら歩いている時、ふと何かにつまずきそうになって我にかえって、意識を足元に向ける。もしかして…

脳の不思議

僕の妻は、音楽を聴くとその情景がありありと目に浮かんでくると言います。海が、山が、街中が目の前に見えるというのです。これは、現実を司る脳ではなく、過去にあった太古の脳の働きではないかと思います。 「The Origin of Consciousness in the Breakdo…

中国の呪縛を取るとき

いまだにの日本の大企業は中国へ未練たらたらです。僕は、どうしてかと思っていました。そうしたら、青山繁晴参議院議員が、それは中国の将来の市場をいまだに夢見ているからであるとYoutubeで言っていたので、疑問は氷解しました。この時代の流れの中で、い…