2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉とコンピュータの類似性と違い

言葉とコンピュータは類似していると思っていた。しかし、両者が決定的に違うとことがあることに気が付いた。コンピュータは絶対に人間に代わることは出来ない。 言葉とは人間同士が意思を伝達するための道具である。と同時に、言葉は概念を創り出している。…

考えることを止めた人間

人間は、言葉によって考え社会を構築している。言葉を持つのは人間だけである。逆に、人間は言葉をなくしたら生活ができない。言葉によって生きることを可能にしている地球上の唯一の生物だ。 では、言葉がない世界があったとしてら、それはどんな世界なのか…

日本国民とは

憲法で「日本国民」と表記するとき、それは何を意味するのであろうか。憲法で日本の人達はこのように考えています、という時、その日本の人達とはだれなのでしょうか。もちろん、日本国籍を持っているのが日本人である、というのは説得力がある。でも、国籍…

言葉の限界、憲法を考えるときに

言葉って不思議な存在だなぁと思う。何のためにあるのだろうか、そもそもどんな役割を持っているのだろうか。 言葉は、人間同士が何かを伝え合うための道具である。そしてさらに、自分自身に対しても何かを言っている。では、その「何か」とは何なのだろう。…

日本一個分の暮らし

れいわ新選組の参議院候補として立候補した、辻村ちひろ氏のキャッチフレーズは「日本一個分の暮らし」だ。僕はこれが単に環境の問題ではないと気が付いた。産業とか経済の根本的パラダイムシフトを意味している。 さて、僕はかつて、アメリカに何カ月か旅行…

選挙

僕たちは何を選挙の時の基本にしたらいいのだろうか。何をもって自分の代表たる政治家を選んだらいいのだろうか。 例えば、学費無償化とか医療費無償化とか、そういった公約を基にしたらいいのだろうか。または、政党と個人とどちらを優先して選択したらいい…

領土問題

山本太郎の富山での街頭会見で領土問題が取り上げられていた。僕は、尖閣諸島や竹島では、日本が一方的に攻め込まれている、という認識だ。山本太郎がどう答えるか注目した。 山本太郎は、尖閣諸島や竹島に特定して争ってはダメだ、と言う。何故なら、そうし…

自分自身の言葉とは

何か意見を言う時に、それが本当に自分自身の言葉なのか、という問いを僕は持っている。本当に「そう」思っていない自分がいたら、僕は言葉に出すことができない。 例えば、若い頃、恋の歌、とかを歌うことができなかった。恋というものを実感できていないの…

山本太郎の怒り

山本太郎が、福井市における街頭演説で、「山本さんはどうしてそんなに一生懸命になれるの?」という質問に答えている。質問をしたのは15歳の少年だ。 これに対し山本太郎はこう答えた。 私は芸能界にいた。そして政治社会には無関心でいた。しかし、3.11原…

哲学と翻訳の壁

西洋哲学を知る時に、僕ら日本人はほとんどの場合、翻訳された哲学書を読む。僕はこのことが、日本において哲学が敬遠されている大きな原因と思う。例えばアリストテレスの「形而上学」というタイトルを見て、これは何のこっちゃとなってしまう。でも翻訳前…

哲学とは自分自身に発見するものである。

哲学とは自分自身で自分自身に発見するものである、ということを僕はアインランドから学んだ。アインランドは1905年ロシア生まれのアメリカの作家であり哲学者である。彼女は、作家か哲学者かどちらか問われ、両方だと答えている。また、作家は自分自身が気…

愛し合う夫婦

年老いて仲良く手をつなぐ夫婦の後姿はほほえましい。僕は最近そういう夫婦を見ることができた。ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏夫妻、森友学園問題で起訴された籠池泰典・諄子夫妻。いずれも夫婦そろって記者会見に登場している。 籠池夫妻の記者会見で、…

正しい戦争反対

僕達団塊世代も含め、日本には戦争を体験した人が殆どいない。だから、戦争に反対するとしても、頭の中に描いた戦争をもとに、反対しているのだ。実感を持った「戦争」に反対しているわけではない。だから、僕たちの戦争反対は、目の前で家族が殺されたり、…

飽きないとは

前回、木目模様の事を書いた。また以前、母親の介護で気がついたこと、枕草子の絵本の読書やカノンの演奏について書いた。これらに共通している事は、何度繰り返しても「飽きない」という事だ。 どうして飽きないのか、これらに共通していることは何なのか考…

木目模様

子供の頃、寝るときに見ていた天井板の木目が、印象深く残っている。祖父の昔話を聞きながら、それは何度見ても飽きない、想像の世界であった。ふと思い出してみると、木材は身近にたくさんあった。天井以外にも、柱、障子、欄間、廊下、扉、そして机や食台…

人と一緒にいる

僕はホームに母を訪ねた時、部屋に持ち込んであるキーボードで演奏して聞いてもらう。演奏するのは、いつもパッヘルベルのカノンである。四声和音のゆっくりとした編曲だ。音声はオーケストラにしている。 同様とか昔の歌を引いてみたこともあるが、それは飽…

体に学ぶ

僕は20代に腎臓病で長期入院療養をした。この時の体験は今も自分の土台となっている。そしてその時読んだ何冊かの本も心の羅針盤となっている。その中に、常岡一郎の本も何冊かある。 常岡一郎は、慶応大学在学中に結核に罹り、闘病生活をしている。その時の…

低体温の改善

この日記ブログの初回は、低体温の記事だった(2019/9/23)。僕が低体温であることは、2・3年前から気が付いていた。朝起きたときはいつも35°ぐらいであったが、それほど気に留めていなかった。しかし、低体温と癌との関連の記事を読んで、俄然大問題となった…

楽しいと嬉しい

僕は「楽しい家」を目標として今後の人生を生きていこうと思う。 さて、まず最初に、楽しさとは何かを確認しておこう。そこで、「楽しい」と「嬉しい」を比較し、改めて楽しさとは何であるかを考えてみる。 この二つを比較するのに、僕たちが日常使ている表…

憲法とは

憲法とは、自国および他国に対して、僕たちの国はこういう国です、と宣言するものである。自己紹介の国家版ということになる。何を大切に考えるのか、何を望むのか、他国とどういう態度で付き合うのか、という内容になる。 しかし、自分の国を紹介するときに…

悪魔をだしぬけ、ナポレオンヒル

昨年末にナポレオンヒル著の「悪魔を出し抜け(Outwitting The Devil)」を読んだ。この本は、1938年原稿を書き上げたが、72年間も公開されず、2011年になって出版されたものなのだ。その内容による社会に対する影響の大きさ故に、公開には慎重になっていたと…

視力回復訓練

僕がありがたいな、と思うことの一つは、67歳の今も眼鏡をかけずに過ごせるということである。本を読むときだけではなく、手作業をするとき、眼鏡はかけていない。針に糸を通すこともできる。 僕は視力の訓練で毎朝やっていることがある。それは3D模様を見…

時の大切さ

僕にはいくつか大切なものがある。家族、友人、仕事、お金、どれも今の自分を支えている。もちろん、願いとか希望とかいう、心を支えるものも必要だ。しかし、これらとは別次元で大切と思うものがある。それは、時だ。 僕は、ただ流されるままに時間を過ごす…

籠池夫妻の外国人記者会見

森友学園問題というのは昨年、野党が安倍政権を攻撃する材料として使われた。それが、根拠のないこととして処理され、森友学園問題は葬り去られた。その議論は、国費の浪費であり、国会審議を空転させたものとして、野党は批判された。僕もそう思っていたし…

宗教者の大虐殺を乗り越える

僕が信頼し見ているYoutube動画、及川幸久潜在意識チャンネルで、11月2日に大変にショックな配信がありました。ワシントンタイムズというアメリカの新聞に、世界中の宗教者が大虐殺されているという記事が載ったという。 中国政府による、新疆ウイグル地区で…

自ら考える

僕は今まで、自分がわかる範囲でしか考えてこなかった。考えることができるのは、自分が分かっている範囲だけだというのは、当たり前です。でも、その分かっている範囲というものを、拡大したり、深めたり、という努力はしてこなかった。僕に与えられた、出…

国とは

国とはなんでしょうか?なんで必要なんでしょうか。 スポーツで日本が勝つと、僕ら日本人は喜ぶ。それは自然ですが、それは自分が日本人であることを誇りに思う気持ちがあるからですよね?その時の、日本という言葉は、僕ら生活を一緒にしている仲間がいる日…

ひきこもり

ひきこもりとは、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上自宅にひきこもっている状態のことだ。内閣府の2019年3月29日の発表によると39歳以下で54万人、40~64歳で61万人いるという。中高年の7割以上が男性だ。 実は、僕…

集団と個人

人は集団を作り、その中で生きている。それは、自分たちを守り、子孫を残していくためだ。当然の成り行きとして、他の集団との争いが起こり、あるいは略奪し、あるいは滅ぼされた。人類誕生のころ、集団は全員がお互いを知り、自分たちのために命を懸けて闘…