2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

戦死者は敵味方なし

神社とは、祟りを鎮める鎮魂のためのものです。代表的なのは大和朝廷によって平定された出雲の神様を祀る出雲大社、菅原道真を祀った北に天満宮などが挙げられます。この点で言うと、靖国神社はちょっと違う性格を持ちます。靖国神社は、戦争のために命を捧…

2分心

もう10年以上前になるが、神々の沈黙(ジュリアン・ジェインズ著、柴田裕之訳)を読んだ。僕にとって、大変難解な書であった。しかし、とても心を惹かれたので、ずっと本棚の前面においてある。時々ページをめくっては何が書かれているのかを確認してきた。 …

3つの脳

人は新しい脳を持つことによって動物から人になった。その時、人は意識を作り、それを言葉で表現し、さらに文字という記号に置き換えることにより、巨大な知識の蓄積を可能にし大きな組織を作った。ほかの動物ができなかった、自然を支配することも可能にな…

暗い人

僕は学生時代は根暗なタイプだった。嫌われたり、いじめられたりしていた訳ではないが、明るくみんなをまとめるタイプではなかった。それでも生徒会のメンバーだったり、文化祭の実行委員をやったりしていた。なんとなく信用されていたのかも知れない。 僕は…

経済の基本は金ではなく信用であった

中国の目に余る政策は、世界中からの批判を浴びている。香港やウイグルやチベットで何が起きているかを知れば、それは必然の流れである。しかし、日本の大企業をはじめ、世界のグローバルな企業は中国の市場への未練と中共とのずぶずぶな関係から、中国との…

誤解はなぜ起きる

"誤解"を角川国語辞典で引くと、「相手の言ったことの意味などを、まちがえて別の意味にうけとること」とあります。これはその通りです。では、何故"誤解"が起きるのでしょうか。日常の生活において解決すべき事は、この起きる原因を明らかにして、それを避…

保守とはなにか

保守を角川の国語辞典で引いてみると「今ほまでの伝統を守っていこうとする立場や態度」となっている。では、革新とは何かと見てみると「それまでの制度や習慣・組織・方法などを改めて、新しくすること」とある。 しからば、僕は自分は保守と思ってはいるが…

もう騙されるのはやめよう(薄毛を例に)

アメリカが中国のTickTockを排除に動いている。アメリカ国民の情報を盗み、利用し、操作し、更には不都合な情報を削除していると言うのだ。中国ならさもありなんと思うが、これは中国だけのことではない。我が日本でもあるのだ。メディアやインターネット空…

本質を知る時代

僕は現在は世界が劇的に変わる寸前であると思っている。このブログを書き始めたのは約一年前であるが、そのきっかけは、これからは正直の時代が来ると直感したからだ。時代の変化には、先行する思考の変化がある。 かつてルネッサンスの始まりは、人間の開放…

生き生きした心

あの子供の頃の、生き生きした遊び心はいつから忘れてしまったのでしょう。遊びに夢中になり、日暮れまで外にいた頃、時間はあっという間に過ぎました。どうしたらもっと遠くに飛ばせるか、もっと高く登れるか、どこに虫やザリガニが隠れているか。子供の頃…

心の王国

人は人を頼りにしている。人は社会を世間を頼りにしている。いつからこうなったのでしょう。人を頼らず、自分の頭で自分の進む道を考えることができなくなっているのです。その心は弱く、不安で、何よりも大切な自分を捨て去らなくては生きていけないと、直…

政府はいつになったら国民の意思を反映できるのか

香港のアグネス・チョウさんが香港政府に逮捕された時、一般の人や著名人から、さらに政治家からも、日本国内から多くの反対メッセージが発信された。しかし、これだけ国民の意思が固いのに、世界の流れも中共批判なのに、日本政府からは相変わらず重大な懸…

戦争は悪か?

毎年8月は戦争関連の記事が多いです。そして、その全部が、戦争は悪という考えで成り立っているのです。なぜかと言えば、無残にも多くの人を死に追いやったからだ、と言うのです。 では現在は平和で、あの戦争の時の惨たらしさはないのでしょうか。僕はそう…

僕たちにできる事

コロナ感染で、今まで見えなかった事が晒されてくるようになりました。今までになかったパンデミックで、この国の指導者があまり国のことを考えていないんじゃないかという事を、公然と話題にされるようになりました。オリンピックにこだわり、中国に媚びを…

世界秩序は瓦解か?

ここ何日か世界情勢の変化は激しく、秩序の瓦解が始まった感すら感じられる。この中でも、アメリカの中共への攻勢は乱れを知らず、と言った状況だ。 8日:香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を含む11人を制裁対象にした。米国での資産差押など。 10日:…

「世の中カネでどうにでもなる」から足を洗う

どんなに不正をやっても「カネが一杯貰えるよ」と聞けばそちらになびく時代は、過去のものになりつつある。どんなに人格的に惨めでも、カネを集められれば重要視される政治の社会。プロスポーツでは勿論その技量が大事ですが、それで桁外れの収入が得られる…

心の瑞々しさを

人の心が乾いている。他人が自分を貶める人に見える。「STOP詐欺被害、私は騙されない」というどこかの番組が、当然の如く放映されています。僕たちはこんな時代に生きているのです。これを不思議に思うことすら忘れているのです。 僕たちは、どうして子供の…

人が互いを許し合うために

文学とは何でしょうか。小説を読みながら、主人公の気持ちになって、悲しんだり、驚いたり、悔やんだりしている事に気がつきました。描写された情景に、自分の思い出を重ねているのです。世の中の憂いを主人公の目を通して感じるのです。これは、もう一つ別…

UFOを信じますか?それはばかげた質問である。

UFOを紹介するYoutubeをみました。それによると、アメリカ軍が今まで調査してきたUFOに関する資料を、遅くとも来年には発表するというのです。どうやら、UFOはおとぎ話ではなく、現実の話題なのだそうです。 これは驚きでした。僕も、UFOを信じていませんで…

読書

1か月に何十冊もの書物を読む人がいます。読みたいという強い願望と、長年の訓練でそのようなことが可能なのでしょう。僕はせいぜい1か月に1冊か2冊程度なので、とても信じられません。僕は、本を読むときは、理工学書を読むときのように、一つ一つ理解して…

武士道解題(李登輝著)から学ぶ

武士道(新渡戸稲造著)と武士道解題(李登輝著)が本立てに並んだままでいました。新渡戸稲造の「武士道」はざっと目を通しましたが、何が本質なのか、僕としてはとっかかりをつかめないままで、結局放り出した状態であったのです。 しかし、先月李登輝が亡…

家庭の安住

僕は68歳です。自分では認識がありませんが、完全なる老齢期です。子供は家を出て、今は妻と2人暮らしです。コロナ感染で騒がしいこの頃ですが、健康上も金銭上も重大な不安はなく、これを幸せと言わずに何とするのでしょう。 警備の業務は時間の制約があり…

物に命を吹き込む

昨日は、人を人として見るか、物として見るか、そのちがいについて考えてみました。その延長ですが、物に命を吹き込むと言う事を考えてみます。物に魂を宿すと言ってもいいでしょう。これに気が付いたのは、インスタグラムという画像投稿のサイトです。 イン…

物としてか、人としてか。教育は百年の計。

人を相手にするサービスで、その対象となる人を、物として扱うか、人として扱うかで、大きな違いとなります。仕事量が多くなると、どうしても人としてではなく、処理すべき物として扱ってしまうものです。 この事を強く感じたのは、老人ホームでした。食事の…

命がけ

香港の民主化運動のリーダーで、2019年6月に違法集会を扇動したなどとして公安条例違反に問われ周庭さんが、5日香港の裁判所で有罪判決を受けた。周氏は裁判終了後、記者会見し「(量刑で)収監されることになるのかどうかは分からない。香港国家安全維持法…

中共の監視社会から学ぶ

日本でマイナンバー制度での管理に反対する議論があります。 これを推進する主張の根拠は、この制度で、例えば医療とか税金とか、その内容が国家管理できるようになる。そして、効率良い国家資産管理ができるようになるではないか、ということです。確かにこ…

自分の歴史としての手書き日記

僕はこのプログ日記を昨年の9月から始めました。目的は、僕自身の考え方を今一度しっかりと確認することです。それは単に日記としてではなく、ブログとして公開することで、”言葉”として自分を伝える訓練も兼ねています。現時点としては、自分自身の考え方を…

資産を活かすとは

僕は、余暇の過ごし方として、工芸をやっている。主な作業は木工・皮工芸だが、金属工芸にも少し入った。僕の目的は、自宅を楽しい生活空間にすることだ。子供の頃描いた、楽しさを思い出し、それを再現しようとしている。壁から電車が出てきたり、柱を動物…

ウイグル強制労働を監視せよ

中共の政治にはいつも驚きを思えさせられますが、これに関わる外国企業の記事があり、とても衝撃的でありました。なんと、ウイグル地区の強制労働(奴隷労働と言っても可能)により、利益を得ている外国企業があるというのです。しかも世界に名だたる大企業…

李登輝から学ぶ

台湾の李登輝元総統が亡くなりました。心よりご冥福をお祈りします。李登輝と言えば、台湾を台湾人の国にした大恩人と言えます。中共のしたたかな攻略に負けず、地道に一人一人説得しながら、台湾の民主化を勝取ったのです。これを聞くといかにも剛腕な政治…