僕は間もなく69歳になります。自分ではそんな歳になったなんて思っていません。まだ人生の盛りにいるように思っているのです。ただ昔のように無茶や自分の壁に閉じこもることは無くなりました。自分の進むスピード感とでもいうものを知ったように思います。でも時々、体が疲れた時は特に、心が急いて、疲れた感じになります。そのまま思考停止し、何時間も過ごしていることがあるのです。
それは仕方ないことと思っていました。しかし、残りの時間を思うと、やりたい事のどれだけできるのだろうかとハッとしてしまいます。僕はこの瞬間、急いではいけないが歩き続けよう、と心に言葉がわきました。歩き続けなくては先に行けないのです。止まれば、また進みだすまでに時間がかかってしまう。わずかでもいい、歩み続けよう、自分の歩き方で、スピードで。
