宗教者の大虐殺を乗り越える

僕が信頼し見ているYoutube動画、及川幸久潜在意識チャンネルで、11月2日に大変にショックな配信がありました。ワシントンタイムズというアメリカの新聞に、世界中の宗教者が大虐殺されているという記事が載ったという。

 

中国政府による、新疆ウイグル地区でのイスラム教徒への教育という名目による弾圧や、チベット伝統仏教を破壊しようとする弾圧はよく知られている。それだけではなく、中国本土において、法輪功の信者やキリスト教徒に対して不当逮捕や強制収容などの弾圧がある。中国における宗教弾圧は今更新しい話題ではないので、おぞましい気持ちになるがそれほど驚きもしない。

 

しかし、この宗教弾圧は世界中で起きているというのだ。フランスでは毎日3つの教会が破壊されたり燃やされている。スウェーデンでは、キリスト教徒が路上で襲われる事件が続発している。ドイツではキリスト教徒・ユダヤ教徒が殺される事件が発生している。今年ニュージーランドで49人のイスラム教徒が、スリランカで240人のキリスト教徒が殺される事件が発生した。

 

アメリカでは、キリスト教徒が、反同性愛、反LGBT者としてレッテルを張られメディアから攻撃されている。そして社会主義の台頭により、会議の時の神への祈りを否定しブーイングをする議員がいるという。

 

アフリカではキリスト教徒がひどい迫害を受けているが、あまり報道されていないという。一部、報道された事件として、ナイジェリアではキリスト教学校の女子生徒が、大量に誘拐されレイプされ強制結婚をされているという。これには、僕は、言葉もなく、しばらく呆然としてしまった。

 

信仰が違うからというだけでなく、そもそも信仰自体を否定して、祈りを捧げる人や、集会の場所を破壊することが世界に広がっているのだ。

 

僕は、古来日本にいた神々への信仰者であり、仏教信仰者でもある、と言っていいだろう。とはいっても、本当に神がいるのか、仏の慈悲というものがあるのか、と問われたら、そうだと思う、としか言えない。神を見たことも、輪廻を体感したこともないのだから、自信をもって言うことはできない。

 

しかし、僕は、神とか仏とかを、それをありがたい、畏れおおいものとして、首を垂れる気持ちは持っている。神や仏なんて実感がわかない、と言う人がいるかもしれないが、そんな人でも、自然とか宇宙とかに対しては神秘の思い持っているのではないか。そういう自分自身を超えた、大きな存在を感じる心は大切と思う。

 

信仰を否定する無神論者にはこの大切さを伝えたい。人間の頭の理屈だけで生きることがいかに破壊的であるかを伝えたい。そして信仰を持つ人には、ほかの信仰を大切にすることの重要さ伝えたい。そして、信教の自由を持ち、人類が明るく正しく存続することを願う。