籠池夫妻の外国人記者会見

森友学園問題というのは昨年、野党が安倍政権を攻撃する材料として使われた。それが、根拠のないこととして処理され、森友学園問題は葬り去られた。その議論は、国費の浪費であり、国会審議を空転させたものとして、野党は批判された。僕もそう思っていたし、この問題は忘れかけていた。

 

しかし、当事者であった籠池夫妻が、10月31日外国人記者クラブでの記者会見をしたのを見ると、自分の理解とは全く違っていた。森友問題が発覚するや、直ちに過去の罪状で300日間夫妻は拘留され、裁判で7年の求刑となったというのだ。

 

その内容は驚くものであった。政権側は自分の保身のため、森友学園を刑事処分とし、無きものにしようとしているというのだ。検察もグルであり、森友学園が消滅すれば、検察が押収した文書やテープを公開することがなくなる。

 

さらに関連する公文の改ざんにかかわったとされる、財務省の職員が自殺している。労災と認定されているが、その遺書は公開されていない。

 

本当なのであろうか、僕はとても信じがたい。しかし、記者会見する籠池夫妻の、落ちついた、理論整然たる口調に納得せざるを得ない。

 

昨日投稿した宗教者の大虐殺といい、この問題といい、社会のの深さに愕然とする。何とかしなくては。