李登輝から学ぶ

台湾の李登輝元総統が亡くなりました。心よりご冥福をお祈りします。李登輝と言えば、台湾を台湾人の国にした大恩人と言えます。中共のしたたかな攻略に負けず、地道に一人一人説得しながら、台湾の民主化を勝取ったのです。これを聞くといかにも剛腕な政治家と思われますが、深い教養を持った哲人です。日本で教育を受け、その精神を身につけていた人であり、武士道解題という本も著しています。

 

現在の日本と台湾の政治の姿を見て、日本精神という観点では、逆転してしまった感があります。「日本人よ、やまと心を取り戻せ」と、李登輝は言っていました。かつて教えを受けた日本の変わりざまを見ていられなかったのでしょう。日本に恩返しをする気持ちでもあったのでしょう。

 

日本は、戦後のGHQによる洗脳教育の呪縛に、そろそろ気付くべきです。真っ当な精神を李登輝から学び直す必要があります。それは、日本が日本に立ち直ることでもありますが、そのプロセスは、中国が中国を取り戻すことにも繋がります。自らを正し、そして嘗ての歴史的恩人である中国を正す。李登輝に学び、この壮大な流れを起こすべきです。