生き生きした心

あの子供の頃の、生き生きした遊び心はいつから忘れてしまったのでしょう。遊びに夢中になり、日暮れまで外にいた頃、時間はあっという間に過ぎました。どうしたらもっと遠くに飛ばせるか、もっと高く登れるか、どこに虫やザリガニが隠れているか。子供の頃って、本当に心が集中したましたね。

 

その心を忘れ去らせたのは、学校や職場という社会の縛りだったのですね。どうして、あの、子供の頃の生き生きとした心を持ち続けてはいけないのでしょう。社会に適応するとは、子供の心を捨て去る事なのでしょうか。

 

ほんの一握りの、幸運に恵まれた人が、その心を持ち続け成功者として世に出ています。いや、真の成功者とは、子供の頃の心を持ち続けた人でもあると僕は思うのです。

 

すべての人がそうなれるとは思いません。人生は何が起こるかわからないんですから。でも、子供の頃の心を、大人になっても格納できる入れ物を作っておく事も必要です。いつでもそれを取り出せるように。そして、生き生きとした心を味わえるように。それが人としての教育の基本ではないでしょうか。