僕たちにできる事

コロナ感染で、今まで見えなかった事が晒されてくるようになりました。今までになかったパンデミックで、この国の指導者があまり国のことを考えていないんじゃないかという事を、公然と話題にされるようになりました。オリンピックにこだわり、中国に媚びを売り、国民にお願いする事でコロナを乗り切ろうとする、この国の政治に多くの国民が失望感を持ったのです。

 

国のリーダーたる者であるなら、人生とは何か、国とは何か、幸せとは何かという深淵なる問いかけに、体から発する答えを携えていて欲しい。現代という時代が、そのような事を許さないのかもしれないが、いや、このような時代だからこそ、そういうリーダー像であって欲しいのです。自分のことを置いて、何を言っているんだと、言われても仕方ないけど、そう思ってしまう。ましてや、哲人と呼ばれる台湾の李登輝を忍べば、何をか言わんやです。

 

李登輝は、偶然に出現した訳ではない。そこには、日本から送られた、偉人たちが何人もいたのです。武士道を世界に広めた新渡戸稲造、台湾を不毛の地からダムによって緑野に変えた八田 與一、戦後極秘で渡台し金門島中共軍の侵入を阻止した根本博、彼等の高潔な魂が李登輝を生んだのです。人々を納得させる魂があったのです。

 

残念ながら、このような魂を呼ぶ事ができないのが、今の日本国民です。戦後教育にほだされて、魂を失ったのが、僕たちなのです。僕たちにできる事、それは、眠り続けた我が魂を、一人一人が呼び覚ます事なのです。僕は、この事に向かって舵を切っていこうと思います。