世界秩序は瓦解か?

ここ何日か世界情勢の変化は激しく、秩序の瓦解が始まった感すら感じられる。この中でも、アメリカの中共への攻勢は乱れを知らず、と言った状況だ。

 

8日:香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を含む11人を制裁対象にした。米国での資産差押など。

10日:香港の周庭さんが国家の分裂をあおったとして「香港国家安全維持法」違反の容疑で逮捕される。香港人民の反中国の波に押されたのだろうか、翌11日釈放。

10日:アメリカのアザー厚生長官が総統府を訪れ蔡英文総統と会談

12日:チェコプラハ市長が、北京との姉妹都市関係を破棄し、台湾の台北市姉妹都市関係を結ぶ方針を明らかにした。また、議員団が訪台を検討。

12日:東欧4カ国を歴訪中のポンペオ米国務長官チェコ上院で演説し、中共全体主義を批判。NATO米軍を親中のドイツからポーランドへシフトする意向。

13日:解決不能と思われていたアラブとイスラエルの国交樹立の合意。これは、イランへのプレッシャーとも言える。

 

最後の中東問題は難しい問題だが、中共を追い詰める為の一つ手なのかも知れない。ともあれ、共産主義に端を発した独裁主義を締め出す方向には違いない。経済優先で未だにフラフラしている日本政府も、ここら辺で腹を据え、将来の自国のことを考えるべき時であろう。そしてさらに、関わりの深いイランへの国際的関わりを果たせたら、日本の存在も大きくなると思うのだ。