政府はいつになったら国民の意思を反映できるのか

 香港のアグネス・チョウさんが香港政府に逮捕された時、一般の人や著名人から、さらに政治家からも、日本国内から多くの反対メッセージが発信された。しかし、これだけ国民の意思が固いのに、世界の流れも中共批判なのに、日本政府からは相変わらず重大な懸念と言う弱腰の言葉しか出てこない。また、台湾の李登輝元総統が亡くなられた葬儀にも、政府個人の参列になっていた。

 

韓国に対しては、あれだけ強い態度を出すのに、中国に対しては、おっかなびっくりなのである。情けなく、頼りない。国際政治の難しさという事で、中共に対する決然とした態度が出せない事に、もういい加減にうんざりだ。

 

どうしてこうも政府の感覚と国民の意思とがかけ離れてしまったのか。利害だけに執着する経済人の精神性の下落もその一因であろう。そしての一端は国民自身も責任があるのだ。日本政府が、一部の利益団体の代表ではなく、国民の代表になるまで、僕たち国民は声を上げ続けなくてはならないのだ。