先祖を祀る

僕の家には墓がありません。母親は出家し、新しい墓を作る予定でしたが、その途中体調不良と認知症により計画は頓挫してしまったのです。僕の対応のまずさを悔いても仕方ありません。これからどうするかを考えています。

 

そもそも先祖を祀るとはどういうことなのでしょう。僕には魂の世界とか、宗教的解釈とかわかりません。ただ一生懸命生き、困難と戦い、そして僕を育てた親や祖父母をどのように労ったらいいのか、というふうに考えています。

 

経済的な事情とか、社会の風潮による変更とか、そのようなことで祀りを変えていいものなんでしょうか。インターネットによる参拝など僕にはあまり興味がありません。それは単なるこの数十年の人間たちの勝手な思いと言う気がしてならないのです。そのような商売による口車に乗る必要もありません。(僕は以前、中国との取引のある会社からWebによる参拝システムの依頼を受けたことがありました。)とは言っても、新たに墓を作る費用はとてもありません。

 

じゃぁ僕はどうしたらいいのでしょう。今僕は、先祖を祀ると言う思いをどのような形にしていくのか考えています。これも、自分の頭で考えると言うことの実践のひとつです。