人間の敵

敵とは何かと言ったら、それは命を奪う人と言える。昔、人がまだ他の動物と同じ生物であった時、自分達の家族や仲間が生きていくために、食べ物や住処を確保するために戦いをしていた。戦う者同士、それは互いに「敵」である。自分達の命を守るために、その生きる手段を奪おうとする敵と戦ったのだ。そういう意味において、敵というものは、互いに対等である。他の動物でも同じだ。子孫を残すために戦う、住まいを確保するために戦っているのだ。

 

しかし、ウイグル人チベット人法輪功信仰者に対する、人権侵害と虐殺は、他の生物にはありえない戦いといえる。丸腰の人間を、まるで家畜の様に扱っているのだ。人を人として感じない、という現象が起きているのだ。自分が今法輪功の人達に対してやっている事を、自分がされたらどう感じるかという感覚がない。ちまり、相手を人ではなく、豚とか魚と見ていることに近いと言える。

 

僕は、ウイグル人でも法輪功信者でもないから、直接の危険を感じることはないけど、命を狙っているという意味で、これを実施している人達は「敵」である。もっと言えば、彼等は人の感覚を持った人ではない、という事である。そうなると、それは、人類の敵と言ってもいいのである。

 

どうして、このような人達が生まれてきてしまったのだろうか。思想という洗脳で、そういう感覚を持つ様になったのであろうか。人というものは、洗脳によって、人間性まで変えることができるのだろうか。洗脳された脳は、敵と見做したものを、人として感知することがないのであるなら、それは、僕にとって敵である。そして、そのような洗脳こそ敵である。

 

CNNのトップの会議の録音が公開された。それによると、いかなる手段を使っても、トランプ再選を阻止する策を練っているのだ。中共に「洗脳」された彼等は、もはやアメリカ人ではなく、中国人なのだ。チベット人ウイグル人法輪功信者を弾圧することに何ら躊躇しない、その洗脳された脳をアメリカに持ち込もうとしているのだ。CNNのトップは、中国に脅され弱みを握られて従うのではなく、自ら進んで中国に協力しているのだ。こういう人たちの脳、そしてそういう洗脳こそ、人間の敵なのである。