個人の覚醒の時

現在アメリカでは、不正選挙の事実に目を覚まし、今までの様にただ人の後に付いていくだけではダメで、自らの意思で行動を起こし自分たちを守らなくてはならない、と目覚める人が次第に多数になってきている。民主党とその影に隠れた共産主義の脅威からアメリカを守ろうと、多くの人が立ち上がっている。トランプ大統領は、アメリカ人を、そしてそれを見ている世界の人を、身をもって覚醒させているのだ。

 

僕ははこの現象は、単なる変化ではなく、人類の歴史に関わる変化であると思っている。僕は、人間の歴史を次の様に区切って考えている。

①自然の中の一部としての時代(神と一体の時代)

②自然を崇める時代(神から離脱した瞬間)

③力で支配する時代(皇帝による領土拡大)

④神の力で支配する時代(中世暗黒時代)

⑤思想で支配する時代(近代哲学から共産主義)

⑥個人が支配から離脱する時代(人として覚醒して①の状態に戻る)

これは僕の独断と仮定である。もちろん、⑥こそ現在なのだ。

 

この中で、②〜⑤は、一部の人間が多数を支配する時代だ。多数は、仕方なしに、あるいは盲目的に、支配者に従っている時代である。その、支配の手段が時代によって変化しているだけで、支配ー被支配の構造には変わらない。そして、⑥は、その支配ー被支配の縛りから脱却する時と考えている。そのためには、一人一人の目覚めが必要なのだ。①の時は、何も考えずに目覚めていた、つまり、自然の意思にままに生きていた。しかし、⑥はちがう、しっかりと自分に頭で考えて、自然の意思に従う生き方となるのだ。

 

トランプ大統領が、敬虔なクリスチャンであることはよく知られている。そして、アメリカ合衆国憲法を守る事を、神に誓った人なのだ。さらに、今回目覚めた人達は、この世界に変化の裏にイエスがいると思っている様だ。この神への信仰の復帰こそ、人が個人として目覚めるきっかけだと思う。僕はこの動きを、自然への復帰と感じている。一度自然から離脱した人類が、自然に戻っていく、それも、確固たる意志を持ってだ。①と同じ状態に戻るが、その時の人々は「意識して」いる点が違うのだ。だから、いまのアメリカ人の変化は、人類の転機としての覚醒の時代であると僕は思うのである。