目まぐるしい展開

アメリカ大統領選挙は二転三転、紆余曲折、目まぐるしい展開となっている。不謹慎な言い方ではあるが、こんなに面白い展開はない。映画の世界であっても、こんなに奇想天外なストーリーは思いつけないのではないかと思う。

 

ジョージア州下院議員の起こした、選挙不正に関する緊急差し止め請求が最高裁で棄却された。しかし、これは完全に否定されたという状況ではないとも言われている。また、そのジョージア州最高裁は、ドミニオンの集計機のリセット阻止の訴えに従い命令を出したが、すぐその後撤回した。しかしまたその後、一部の地区については集計器の操作を禁止したという。州政府もそうだが、州の司法もめちゃくちゃだ。こんな状態でまともな国としての体制が維持できるのかとさえ思ってしまう。

 

不正の暴露という観点では、その病癖が国の内部まで浸透していて、まともな展開が望めない様子だ。しかし、今回、8日、テキサス州司法長官が、ペンシルバニア州ミシガン州ジョージア州ウィスコンシン州を、憲法違反をしているとして最高裁に訴えを起こした。そしてこれに同調する州が8州出てきた。さらに増える可能性もあるという。選挙不正ではなく、そもそも不在者の郵便投票に関するやり方が憲法違反だというのだ。州を越して直接最高裁に訴える展開である。最高裁は、訴えられた4州に10日までに回答を出す様に指示を出した。これはもしかすると急展開があるかもしれない。目が離せない。

 

それにしても、この動きを見ている人達と、日本のマスコミだけで考えている人とは、その社会認識の違いがどんどん広がっている。職場にの同僚に「アメリカ選挙はどうなっているんでしょうね?」と声をかけてみたら、「バイデンが大統領になるのでしょ」とこともなげに返事があった。僕は何も返答ができないまま、その人に哀れな感情を抱いてしまった。支配され続けようとしているとさえ思える。多くの日本人が目覚めていく事を願う念を僕は送る。