身体は自分でメンテナンス(その2)

体のメンテナンスの2回目です。

 

▪️腰痛

僕は脊椎間狭窄があり、それによる腰痛を持っていました。具体的には、3時間以上仰向けに寝ていると腰が痛くなってくるのです。老齢化で、脊椎間板が縮まり、脊椎と脊椎がぶつかり痛みが発生する状態です。寝返りしたり一時的に起きたりして、痛みを和らげていましたが、もう限界に近かったのです。また、寝たきりになったらさぞ辛いであろうと思うと、もはや誤魔化してやり過ごすことは出来ません。もちろん、痛み止めなどに頼るつもりもありません。

 

色々調べて、縮まった脊椎間を筋肉で支えなければならないことが分かりました。そしてそれには、プランクという体幹を強くするトレーニングがある事も知りました。プランクのやり方は、うつ伏せの向きで、肘と爪先で体を支えるのです。この時、背を真っ直ぐしてピンと張るようにします。こうする事で背骨の周りの筋肉を鍛えるのです。やり始めた頃、長時間やればよりいいと思って、3分とかそれ以上の目標を立てました。でもそれはあまり意味がない事もわかりました。とにかく毎日続けることが大事なのです。

 

現在僕は、毎朝、2分間のプランクをしています。この時間だと、なんとか毎日続けられます。また2分というと、歌っているうちにすぐ時間がきます。歌う事もやりましたが、今は、自分が機関車になったつもりで、日本一周をしています。日本を愛する気持ちと、自分が機関車のように力強くなるようにと考えて、そうやっています。とにかく、何でもいいから自分にとってプラスになるイメージを持って、体幹訓練をするといいと思います。

 

さて、プランクの効果ですが、驚くほどあります。2分間プランクを始めてから、この4月で1年になり、腰の痛みが全くなくなりました。先日、疲れから10時間ぐらい寝続けた時、少し痛みを感じましたが、通常の睡眠時は安心して眠れるようになったのです。

 

現時点の気がかりは、体調を崩したり怪我をしたりして、プランクをしばらく休んだ時のことです。これについては、日頃から病気を呼び込まない気構えと同時に、なにがあっても、その時点で工夫してやっていこうと決めています。


▪️柔らかい脚腰

プランクが筋肉を鍛えるためとすると、筋肉を柔らかくすることも必要です。その事を切に感じたのは、靴下を履く時でした。足先に靴下を入れることが、難しくなっていることに気付いて、愕然としました。足の爪を切ることも大変です。これは何とかしないといけないと思ったのは、2・3年前でした。

 

脚の柔軟体操をやりましたが、なかなか続きませんでした。それは、定まった目標がないからだったと思います。1年前からは、立った状態で、手を上に伸ばして体をそらせるのと、体を前屈して手先を地面に触れるのとを、交互に30秒ずつ2回やっています。

 

そして、手を上にした時は、天からの氣が体に流れ込んでくる事をイメージします。下にした時は、地から大地の力が体に入ってくる事をイメージするのです。そうする事で、単に体を柔らかくするという事ではなく、身体に天の氣・地の力が満ちてきてくる事を感じるのです。こうすることによって、何かありがたい気持ちになってきて、柔軟体操をしている事を忘れています。

 

さらに言うと、手を上にした時は、舌も上に上げ、手を下にした時は、舌を地面の方へ伸ばします。こうすることによって、喉の筋肉も鍛えられます。老人性誤飲の防止につながります。誤飲してむせる事もしばしばあったので、これも付け加えているのです。

 

効果はとても大きいです。靴下を履くことに苦痛はなくなっていますし、誤飲してむせる事もほぼなくなりました。

 

(続きは次回に)