学習型の国・アメリカ、消化型の国・日本

この二日間、学習型と消化型として理解の方法述べてみました。実は、これは人だけではなく、国に対しても言えるのではないかと思います。アメリカは学習型の傾向が強く、日本は消化型傾向が強いと思います。ちなみに学習型とは、頭で学んで理解していくタイプで、消化型とは、体で納得して理解していくタイプで、僕の造語です。

 

学習型の傾向が強いと言うのは、いろいろな情報や知識や人が交錯し刺激し合っている場合に多く見られると考えます。アメリカのようにいろいろな人種が混じり合い、予想もつかないいろいろな問題を突きつけられる国は、日々たくさんのことを理解し学んでいかなければならないのでしょう。これに対して、日本のように同一民族で、比較的穏やかな歴史を持つ国では、じっくりと理解していくと言う傾向が強くなったと考えます。

 

どちらが良いとか悪いとか言うことではありません。それぞれの問題解決能力を協力させていくことが大切だと思うのです。新しい分野をどんどん開拓していくのはやはりアメリカです。しかしそれを緻密に仕上げ浸透させていくのは日本の方が優れてると思います。

 

今までのアメリカは、あまりに変化が大きすぎて、社会問題の解決に時間があまりにも限られていたと言えましょう。現在の経済政策にしても、移民政策にしても、治安政策にしても、僕は何か雑な感じがしてなりません。今までのアメリカは、世界をリードするリーダー的存在とはなりましたが、現在その修正を迫られていると思うのです。

この流れの中で、トランプ大統領の出現は何か必然であった気がするのです。これからの時代は、じっくりと理解を深め社会を熟成させていくことが必要です。まさに日本のようなやり方を世界を求める時代が来ると思います。