岸田総裁誕生の後、真の政治再編が起きる

第100代自民党総裁岸田文雄となった。高市早苗を応援していた僕としては、残念なことであるが、これも現在の自民党としては致し方ないことだと理解した。いやむしろ、この方が良かったのかとさえ思う。

 

仮に、高市総裁が誕生したとしても、その信念を貫き通す事はとても難しい気がしてならない。これほどまでに幅広い意見が飛び交う中で、決断実行する事は難しい。あのトランプ大統領でさえ、アメリカの政治社会を一気に変える事はできなかった。その原因となった泥の中のワニを一つ一つ潰しているのが現状だ。でもそれが、一番やるべきことなのかもしれない。

 

自民党、日本国についても、同じことが言えるように思う。ただ、ここまで考え方に亀裂の生じた自民党では、日本の舵取りができない気がする。河野太郎がツイートで、国籍法改正し二重国籍を認める発言をしたと言う。日本を破壊するような考えを持っているとは信じ難いが、これが今の自民党だということが明らかになったのだ。

 

日本国民を第一に考える、真の保守としての自民党の誕生を願う。そのためには、自民党分裂もやむを得ない。国民が目覚めれば、日本の政治も大きく変わる。今回の総裁選は、その実態ときっかけを作った舞台だったと思う。

 

おそらく岸田総裁では、自民党はますます混迷する。そしてこれから始まる統一地方選挙戦で、その足並みは乱れ、政界再編の圧力が強まるだろう。そのエネルギーの元は、やはり日本国民の目覚めでしかない。それが試されている気がする。申し訳ないが岸田総裁誕生は、そういう意味で神の計らいであるとも思うのである。高市総裁誕生は、その後の方がいいのだ。