新しい社会の共通認識、独立

世の中は複雑に絡み合い、お互いに協力し依存しあって生きています。1人では生きていけません。社会を構成しなければだめなのです。ですから、他人の立場を思いやったり、他人の考えを受け入れたりすることも大切なのです。

 

しかし、他人と共用できないものがあります。それは肉体であり、精神です。精神や肉体を他人と共有すると言う事は、製品や肉体が他人と同じになる、つまり奴隷になったと言うことなのです。しかし今、僕たちは、精神もさらには肉体も、奴隷にされているかもしれないのです。いや、気がつかないうちにそうなっているかもしれないのです。

 

例えば、報道を鵜呑みにして、それに動かされ政治的な参加をしたとしたら、それは精神的な奴隷です。顧客や取引先の無理な要求に従ったら、それは肉体的な奴隷です。これに対して、自分の考え方に納得し、その納得した考えで行動しているなら、精神も肉体も独立していることになります。

 

今考えていること、行動している事が、本当に自分の心に従ったものなのかどうか、ここのところをちゃんとチェックできている事が大切です。人の考えや世間体や権威や脅しや体裁などで、考えたり動いていませんか。自分とは何か、自分の心や感覚をちゃんと聞いていますか。これこそ独立の基本です。こういう社会の共通認識が必要と思います。