ずるい人が立ち去る時代

アメリカ上院共和党院内総務マコーネルは、ずる賢く振舞ってきた人である。中国と関係の深い自分の利益を守るために、トランプを批判したと思えば、情勢が逆転しトランプに逆らえないと思えば、トランプ支持に回る。今回のトランプ弾劾の件でも、弾劾には反対であるが、トランプに責任は在るというような、おいおいどっちなんだよ、と言いたくなる発言をしている。自分の信念ではなく、利益損得で動いているとしか見えないのである。こうやって人の権勢を利用して自分の地位を築いてきたひとを、ずるい人と呼びたい。今の政治の権力というものは、このような、自分の信念より損得を優先する時代なのである。でも、そんな虎の威を借りる、しかもお互いに、そんな人が政治をコントロールするのはもうやめてほしい。

 

マコーネルは、地元ケンタッキーからも院内総務をやめてほしいという声が上がり、次期選挙も危ういかもしれない。もう、ずるい人の時代は去ったのだ。これからは、どれだけ信念を持っているか、肚が座っているかが問われる時代なのだ。なぜなら、国民がもう騙されなくなってきているからである。

 

権威というものが、真実に対していかに脆いものであるかが次第に明らかになってきている。権威というものが、いかに闇の勢力によって演出されてきたことがバレてきた。イギリスのEU離脱だって、今回のアメリカ大統領選挙だって、権益を守ろうとする勢力が一般国民の感覚とずれてるかかがわかる。バチカンの権威だってそうだと思う。これら古いものにしがみつき、ずるく権益を守ろうとする人たちを一掃せざるを得ない時が来たと思う。