政治の嘘にも色々あるけれど、やはり国民が主役

緊急事態宣言延長に関して、今回の小池都知事の嘘は酷いものだった。千葉県、埼玉県知事には、「神奈川県は延長に賛成です」と言って延長賛成に仕向け、宣言延長を保留中の黒岩神奈川県知事の対し「千葉県、埼玉県は賛成していますから」と言って延長賛成をうながしたと言う。

 

この嘘がバレて、黒岩知事が怒ったと言うのは当然でしょう。宣言終了をあてにして、借金を重ねて食い繋いでいる飲食店のことを考えれば、無理矢理延長はできない。自分の主張を通す為には、嘘を言って人を陥れる事は、人としてあってはならない事である。もしかして、今の政界とは、この様なことが常識の世界なのであろうか。

 

しかし、これ以上のことが、実際にアメリカでは起こっているのだ。アリゾナでは、選挙投票の不正はバレバレなのに、不正はなかったと言い、いざ司直の捜査が入るとなると、投票用紙をシュレッダー破棄している。こうなると、コソコソとやる嘘ではない。堂々としたものだ。小池知事の嘘など可愛いものである。

 

しかし、希望と感じるのは、日本の場合でもアメリカの場合でも、それはダメでしょと、国民から声かが上がっていることである。それはありえない、そんな事はやってはダメ、という自然の声は、国民の良識から生まれている。やはり、まだ人間は死んではいない。

 

アメリカでは、国民からの反応に押されて、弱腰の共和党も司法もようやく立ち上がってきた。やはり国民が主役である。その声を反映させる仕組みと意識の構築を真剣に考えなくてはならない。