洗脳

どうして基本的な考え方、思想的なものは、それを異とする人たち同士では、共有できないのであろうか。これを強く感じたのは、トランプ大統領に対する先入観の違いである。大手メディアの誹謗中傷の記事だけによって、トランプ大統領のイメージを作り上げた人は、心底トランプ大統領は人間的に劣っていると思っている。

 

トランプ大統領は暴力を望んでいない、1月6日の暴動でも平和的に帰ろうと呼びかけたのだ、と言っても決して受け入れない人がいる。それはフェイクだと言うのである。これはどうしようもない食い違いである。

 

人間は、一旦、見方や考え方を刷り込まれると、そこから決して逃れることはできない。つまり洗脳である。例えばトランプは、人間的に劣っていると思っている人は、「トランプの嘘」とか「トランプの暴力」といった言葉でネットワークを検索し、それにヒットした情報を得て、さらにトランプは劣っていると信じ込むのである。

 

さらにこの点を浸透させたいと思っているメディアは、トランプの悪いことを報道し、良い事は触れないし、場合によっては削除するのである。だから、もしかしてトランプはいい人かもしれない、と思っても、普通のやり方ではそういう情報に出会うことがない。

 

一方で、アメリカ不正選挙に気づいた人たちは、トランプがそれといかに戦っているかを知り、トランプの良さを知るようになる。そしてそのような情報を探し回るのである。そして、さらにトランプが好きになっていくのである。

 

こうなったら、トランプの好き嫌いは固定され、決して交わる事は無い。実は、これと同じようなことが、日本でも起こった。山本太郎のれいわ新選組である。この時も山本太郎が嫌いな人たちは、決してれいわ新選組を応援する事はなかった。

 

洗脳されなかった人たちが、常に正しいとは言わない。しかし、僕たちは、メディアによる洗脳がいかに根深く恐ろしいものであるかということを知っておく必要がある。なぜなら、洗脳とは、事実を自分の目で見ないまま、メディアで放送された事を真実とせてしまうからである。僕たちは、いつも頭をニュートラルにして、常に真実を求める気持ちを忘れてはならない。