人の印象、政権の印象

人には様々の印象があります。おおらかで、一緒にいても心が乱れるようなことがなく、癒されるタイプの印象。こういう人と一緒にいると、自然現象と一緒にいる感覚がして、その存在すら感じない場合があります。一方、すぐ文句を言う人、クレーマー、あるいは自分の権利を主張する人などは、その人の存在に気づいていなくても、すぐに意識の中に入ってきます。別の言い方をすると、人には周波数があり、おおらかな人はゆっくりとした周波数、うるさい人は細かい周波数、と言うことになります。

 

さて、今の世の中を見てみると、政治の世界もこのような区分ができる気がします。いわゆる進歩主義社会主義と言われる人たちは、細かい周波数です。一方、保守的と言われる人、昔からの伝統重んじる人は、ゆっくりとした周波数です。そしてこうした保守的な人たちは、サイレントマジョリティーと呼ばれるように、あまりうるさく主張はしないものです。断っておきますが、保守といっても、いわゆる右翼とは違います。

 

ひとつの考え方ですが、今までの歴史において、この周波数が高い人が、つまり存在を主張する人が、静かな人おおらかな人を支配してきた、と言えるのではないでしょうか。歴史上この支配層は、自分を主張すること、自然や人を征服することを目指していました。実はこれは、アメリカの社会主義思想、民主党のやり方に似てはいませんか。

 

しかし今回、トランプ大統領の出現によって、その流れは大きく変わったと思います。それは、今までおとなしく黙っていたサイレントマジョリティーと呼ばれる保守層が、声を上げたからです。その声は静かでしたが、大きなうねりとなったのです。細かい周波数の人たち、主要メディアは、それを必死に食い止めようとしたと理解できます。しかし、物理学でも証明されていますように、大きなうねりは細かい波を飲み込んでしまいます。細かい波は、いくら波立っても、大きなうねりの中で騒ぐしかありえないのです。その声は、大きなうねりで役立たなくなってしまうのです。そして今アメリカ共和党は、トランプ元大統領の意向によって動いているといえます。トランプ氏に反対する共和党員は、政治生命を断たれつつあります。大きなうねりで、世界はいやおうなく変わっていくものと僕は見ています。

 

あれほど自らを主張し続ける中国は、トランプ大統領の前に押し黙りました。いや一方的に、追い込められました。これは小さく激しい波が、大きなうねりの波によって、飲み込まれた現象と理解できます。逆に、バイデン政権が、中共によって巻き返しをされている、その主張を聞かざるを得なくなってことを見ればよく理解できます。アラスカでの中国と米国の外交会議において、中国は存分に主張し、アメリカはそれをみんな聞いてしまいました。自分たちも主張しましたが、その声は中国の方が大きかった。トランプ政権だったら、こんな事は決して起きなかったことでしょう。バイデン政権も小さな周波数ですが、中共のそれと比べたら、ずっと弱いものだったからです。

 

人の印象から、政権の印象について考えてみました。

 

このような見方は、「白銀竜京」から大きなヒントを貰ったものです。