パラダイムシフトは個人から

今の世界情勢を既存のメディアだけではなく、YouTubeSNSなどから情報を得ている人はまだまだ少数派である。虎ノ門ニュースで80万人代、及川幸久で40万人代の登録数である。日本の人口1億人として1%にも満たない数値だ。新進気鋭の若手のYouTubeの登録に至っては、まだ数万のオーダーである。大部分の人はメディアから発信される情報を真実として、鵜呑みにしているのだ。

 

これではいくら真実を伝えようとしても、排除されてしまう段階である。だが、真実はメディアからは発信されていない。それでも徐々に、メディアが偏向していると言う認識は、次第に増えつつある。本当に真実を広めるのには時間がかかると感じる。

 

しかし実を言うと、隠された真実は、戦後まもなくから発信されていたのだ。東京裁判である。恥ずかしながら、かく言う僕もこの裁判の意味を考えるようになったのは、最近のことなのである。長い時間をかけて、1つの真実が、1人の人間に認識されたと言うことである。

 

さて、僕の祖父は軍人であった。僕が小学生の頃、祖父は、アメリカ欧米のやり方を、ことある事にごとに批判していた。僕も家族も、またおじいちゃんは古いことを言ってと言って、相手にしなかった。でも祖父は、真実を見ていたのかもしれない。それが孫子に伝わらないもどかしさを感じていたのかもしれない。それはちょうど、僕が今、周囲の人たちに感じている事とも共通している。

 

真実は、長い時間をかけて、染みわたらさせていくしかない。たとえどんなに隠そうとしても、真実が消える事は無い。だから、それを信じて、一人ひとりの心に真実の光を当てていくことをやっていかなければならないのだ。パラダイムシフトは、個人の心の変化から始まるのだ。