森オリンピック会長の発言をめぐる騒動について

オリンピック組織委員会森会長の、女性蔑視と言われる発言に関して、もう1週間以上議論が続いている。単刀直入に、これは時間の無駄である。税金の無駄である。こんなことよりもっと大事な、例えば中国の日本領海侵犯やメディアの偏向報道などを議論すべきである。

 

森会長への非難は、日本中からはもちろん、世界から発信されている。もちろん女性は大事である。大切な役割を持っている。女性は細かい気配りをし、議論も長くなるかもしれない。森会長の肩を持つなら、話し合いが長くなること自体を悪いと言っているのではなく、時間が大切だと言っているのである。女性が大事でないとか、女性の役割は低いとか、そんなことを言っているのではない。

 

自由でなければいけない、平等でなければいけない、これは現在のリベラル的な世界の脅迫観念である。これに従わなければ世界から村八分にされるのだ。もう議論をする余地なく、平等がなければいけないのである。もうそんな言論環境は排除しようではないか。

 

言葉尻をとらえた揚げ足取りではなく、文脈の中における真意を議論すべきである。人の意は一つの言葉で定義できるものではない。その裏に隠された絡み合う文脈からい意を汲み取るものである。はじめからこうあるべきと言う大前提を持って、言葉だけで議論する傾向に僕は嫌悪感を覚える。

 

補足

僕は、森会長を応援するものではない。しかし、交代させるにはこんな姑息な手段しかないのか。その闇を知るなら、それを正して欲しい。