バイデンは捨て駒、社会主義を実現したい民主党

張陽チャンネルでバイデンはただのあやつり人形だ、という投稿がありました。この考察は面白いと思ったので、僕の考えも含め書いておこう。

 

日本のメディアは、相変わらずバイデン大統領登場の前提で報道を続けている。日本の報道だけを見ている限り、現在のアメリカの状況は全くわからない。日本の政治も、その報道と同じ路線で進んでいるかに見える。政治も、日本国民も、これから起こるであろう劇的な変化に対応できるのであろうか。トランプが今までにない政治家タイプという事で、トランプ排除を前提とした認識では、これから起こるであろう世界の変動に翻弄されるだけである。率直に言って、どちらが大統領になるかということに気を取られていては、今アメリカで何が起きているかがわからない。今起きている事は、人類社会が変わるか変わらぬかの壮大な攻め合いなのである。

 

僕はトランプ大統領再選は間違いないと思っているが、バイデン陣営のこれほどの抵抗と真実の隠蔽は何を意味しているかを考えておくことも大切と感じる。少なくとも、民主党の背後の重鎮は、今まで進めて来た民主党の政治を継続させたいのである。クリントンオバマ、ヒラリーが目指した民主党路線は、頭で想定した理想の社会を前提に、全人類が国境を超えて融和し、今までの社会感覚を破壊する事を進歩と捉え、Changeこそ人類がこれから目指すべきものであるというリベラル路線である。しかし、その理想とは裏腹に、その様な社会実現のため、メディアを使った社会コントロールをし、それに反する思考を排除していくようになり、結果として、何か変だと思いつつ押し黙って従うサイレントマジョリティがつくられていく。人々の心の中に、深い分断を作り出してしまった流れだと、僕は感じている。根本的に、この様な左翼的な思想は、(僕の表現では)大脳皮質だけで出した結論であり、生命の実態には有害であり、是正されるべきものと思っている。

 

つまり、今の民主党は、そういう社会にしていきたいのだ。しかし、民主党には、トランプに勝てる候補が居なかったのだ。そして、トランプの路線をストップさせるために、何でもいいからトランプを負かす事を考えた。バイデンはそのための捨て駒なのだ。あのバイデンに、世界をリードする胆力や能力やカリスマ性があるとは思っていない。ただトランプを負かすためだけにバイデンを担ぎ出した。自分の考えがはっきりとないバイデンは、あやつり人形としてはうってつけなのだ。そして、民主党の重鎮は、バイデンの犯罪は十分認識している。だから、トランプを負かしたら、能力がなく危なっかしいバイデンを、過去の犯罪をネタに退陣させろ。代わりに初の女性大統領という触れ込みで、一気に、民主党の路線を完成させたいのだ。そして、そのハリスも操り人形に変わりはない。

 

だからこそ、今回のアメリカ大統領選挙は、人類史を変える様な大きな転換点なのだ。何が何でも社会主義路線を定着させたい勢力と、生命の本質に立ち戻ってその過ちを排除し、アメリカが誕生したときの純粋な気持ちに戻そうという勢力との戦いなのだ。

 


天道輪廻 蒼天がどなたを見逃したことがあるでしょうか?【第60回】