新宿区がコロナのエピセンターか

7月16日の参議院予算委員会で、東京大学先端科学技術センターの児玉龍彦氏の、コロナのエピセンターに関する報告がありました。これについて今日(22日)僕は知りました。とても分かりやすく、科学者らしい正義に立った話しぶりに僕は引き付けられました。エピセンターとは地震で言うと震源という意味であります。今まで報道されているクラスターとは別物です。

 

その説明によれば、今回のコロナはどんどん進化するウイルスと言う事です。日本に発生した状況を見ても、3月ごろは中国からの感染である武漢型、4月の発生は欧米帰国者によるイタリア型と、その構造は進化していることです。そして、今回6月からの感染は、今までのような海外からの流入ではなく、日本国内で変異したタイプのウィルスと言う事なのです。その震源地、すなわちエピセンターは「新宿」と言う事です。

 

武漢型やイタリア型の場合は、海外から来たものでその発生源は海外にありました。しかし、今回のものは日本国内にあるのです。海外から来るものは、防疫体制をととのえて水際作戦で対応するものでありましたが、国内にエピセンターがある場合は、そのエピセンター自体を叩き潰さなければ、感染爆発を起こしてしまうというものなのです。

 

いままで、医療崩壊の恐れがあるとか、来年のオリンピックをどうしても開催するのだとか、発生件数を抑えんがため、検査数を抑えてきた日本政府の失策がその責任を問われる事態になってしまったのです。とにかく早急に、新宿において、20万人規模のPCR検査を即座に行い、封じ込めをしないと、全国に感染が広がると言う事です。そしてそれはやろうと思えば「出来る」と言う事です。

 

とにかく、早急に日本を正しく守るための対応をしてもらいたい。大きな犠牲を払わなければ、日本を守れないようなら、今の政治を根本から直さなくてはならない。僕はそう感じました。また、この報道が一般にされていないことにも、怒りを感じました。