身体は自分でメンテナンス(その5)

体のメンテナンスの5回目です。

 

▪️体温

このブログの初回、体温のことを書きました。以前から体温が低いことは気になっていましたが、35°を下回ってしまった事にびっくりしました。体温が低ことは免疫力低下につながります。

 

あれから半年、現在は毎朝の検温で36°代となっています。僕の体温対策を書いておきます。

 

まず、風呂にゆっくり入る、最短でも10分湯船に浸かります。そして、風呂から出たら、腹巻をし、靴下を履きます。目的は、風呂で温まった体温を逃がさないためです。最初はちょっと辛いですが、慣れてくるとそれほど苦にはなりません。でもあまり急激にやらずに、少しづつ慣らしていきます。身体は本来、36°台であることが自然なのですから、それを思い出してもらえばいいのです。そんな気持ちで僕はやりました。

 

ちなみに、腹巻ですが、晒布を3周り巻き、腰骨でしっかり絞めます。こうすることで、お腹がシャンとします。

 

▪️血圧

高血圧の原因は色々あります。腎臓による場合、その他疾患を持っている場合など、それぞれの原因により対処の仕方に従うことになります。しかし、僕の場合の高血圧はそうではありません。過労と精神的なストレスなのです。ですから、塩分制限をしたり、睡眠剤を処方してもらったりしても解決しないのです。心身ともに安らかになるなるのを待つしかないのです。そして、これだなかなか難しい。

 

しかし、ここで大切なことは、薬に頼ってはいけないという事です。そして、できる限りよく寝ることなのです。マッサージをしたり柔軟体操をして体をほぐします。それから、温感療法と言って、手足や腰、腹や首、さらに舌や目や耳など全身の部分を一つずつ意識して力を抜いていくのです。うまくいくと体がリラックスして眠れるようになります。僕の場合降圧剤を処方してもらっても血圧は下がりません。ですからこうするしかなかったのです。

 

僕は、こうやって時間をかけて心身をリラックスさせ、血圧が下がるようにしました。そして、何度かこれを経験して、この方法が正しいことを理解できるようになりました。氣持ちを上ずらせず、腹に氣持ちを落ち着かせることがとても大切なのです。これは難しいことですが、このことが大切であるという事を理解するだけでも効果はあります。現在、落ち着いている時は上が130台、下が80台です。高い時は上が190台、下が110もあったことを思い出すと驚きです。

 

しかし一方、このやり方は危険もあります。自分の身体を観察し、自己責任で試していくしかないのです。僕は20代前半、腎臓病で1年半入院をしていました。この時、ステロイドという強い薬を飲んでいました。これにより病状を抑えることは出来ましたが、この薬を飲み続けるという事は、身体に副作用を起こすのです。僕は、自分の身体を観察し、だれにも、もちろん主治医にも相談せず、徐々に薬を減らし最後にはやめてしまいました。だれにでもこれは勧められることではなりません。しかし、この経験は血圧にも役に立ったのです。僕は、心と体の結びつきや、心のコントロール方法を血圧を通して学びました。完全にマスターしたとは言えませんが、こういう経験ができて僕は血圧に感謝しています。