身体は自分でメンテナンス(その4)

体のメンテナンスの4回目です。

 

▪️循環

前回は、食について書きました。今回は、やはり体全体に関わる事で、循環についてです。栄養も、老廃物も、エネルギーも全身を巡っていないと生きていけません。淀んだり、堰き止められたり、溢れたりしてはダメなのです。赤子の肌は、みずみずしく柔らかく透き通る流れの賜物です。しかし、歳を重ねるとその肌は、流れが悪くなって淀み滞りみずみずしさを失います。これは仕方のない事ですが、体の内部もそのように変化している事を知らなくてはなりません。

 

僕が一番大事に感じている事は、脚の血液の循環です。脚は第二の心臓といわれるが如く、血液がたくさん貯蔵されています。ですから、脚も心臓と同じく血液をしっかりと流していなければならないのです。その為には、脚の筋肉が衰えないように、柔らかさを保たせるようにしていかなければなりません。僕がこの事に気がついたのは、還暦を迎える頃でした。

 

運動をしないで、デスクワークだけをしていると、脚がだるくなり、痛みにも似た辛さを感じるようになりました。血液が流れてない感覚がありました。脚をマッサージしたり、揉みほぐしたりすると、一時は楽になります。でもいつもマッサージしているわけにはいきません。しばらくするとまた辛くなります。特にこの状態が寝る時に起きるととても大変です。あとでわかった事ですが、これは飛行機に長時間座ったままでいると起きる、エコノミー症候群と同じ状態なのです。

 

色んな事を試しましたが、最終的にこの解決方法として、ヘビーウォークをしています。両足に1.5Kgの重りをつけて、通勤をしています。また、一週間に一回ぐらい2時間ぐらいヘビーウォークをします。こうする事によって、脚の辛さがなくなりました。夜の眠りもこの事で損なわれることはなくなりました。

 

ヘビーウォークは、脚の筋力を鍛錬すると同時に、マッサージ効果があるようです。ヘビーウォークの後は、脚が軽くなり、血液体液がジーンと流れている感じをおぼえます。ただ、重りを足首につけるわけですから、痛みが出ないように、また何かにぶつかって重りの中味(鉄の小玉)が出ないように工夫する必要はあります。ぼくは、革細工で補強し、そして脚のフィットするようにしています。簡単には健康は手にはいりませんが、こうやって工夫し効果が出せるようになることには、とても達成感をおぼえています。