命は流れ

つい先月の5月、令和2年目から、僕は朝起きた時に全身のマッサージをしています。そのきっかけは、左肘がうずいて痛みを感じる様になったからです。もう3年前に、雪道を滑って左肘を下に転んだのでした。医者に処方してもらい当初の痛みは治っていたものです。しかし、完全には痛みが消えず時々うずくのでした。

 

今回も寝ている時など重たくうずいていたのです。これではいけない、あの時必死に僕を支えた左肘がまだ完全には癒えていないののだ。とても申し訳なく、いとおしく思いました。軽く撫でてみると、痛みが和んできます。そう言えば、親指の付け根もこの頃痛むのです。木工のせいでしょう。お前も頑張っているんだね。

 

折しも5月になって令和の満2年目になりましたので、全身のマッサージを始めたのです。老齢期になり、特に脚の循環が悪くなっていましたので、これは天のお告げだと思ったのです。臀部、太腿、ふくらはぎ、足首のマッサージから始めて、両肘、親指、手首とやります。それから肩と首、最後に顎、目、耳、頭とやります。感謝を込めて15〜20分ぐらいです。これを毎朝の行に追加しました。

 

1ヶ月ちょっとになりますが、体調はとても良いです。肘の痛みが気にならない様になってきました。それから、脚の血の循環が良くなったと実感できるのです。以前ですと、布団に入った時、脚の循環が悪い様な重たさを感じることがありましたが、軽くなった感じがします。

 

やはり、体は循環が大切と改めて思います。命は流れ。流れが滞ったら病、止まったら死です。体が頑張ろうとしているうちは、助けてあげなくてはなりません。いや、助けるなんていう偉そうなことでなく、ありがたい気持ちです。

 

体も流れを求めていますが、心もだと思います。心を通わす事の大切さを忘れてはいけない。僕は、毎朝の行で、短く作ったマリンバのバチを動かして、アベマリアを心の中で弾いていますが、その後に、その音を、ホームにいる母に聴かせ、亡き父と祖父祖母、母方の祖父祖母、そして妻の父母に聞いてもらったと描くことを始めました。それからそれを妻のピアノと合奏し、ホームにいる老人たちに聞いてもらっている様子を思うのです。こうすると、心がとても安らかに、なごやかになる事を覚えます。心も流れを求めている、そう実感します。