男女格差をなくしたらどうなる?

男女格差を無くす議論がされる。男女は平等でなくてはならないというわけである。しかし、本当にそうなのであろうか。

 

男女平等を主張する場合に参考にされるデータとして、女性の社会参加比率が使われる。ジェンダーギャップ指数というその指数は、政治、経済、教育などいくつかの分野における数値を統合し、女性の占める割合を現したものである。指数が1なら、女性は男性と同じ比率となる。指数が低いと、女性に参加は少ないことになる。

 

これによると、1位から4位までは、北欧の国で指数は0.8以上である。これに対して、日本は0.6代で110位となっている。だから、日本は北欧に学ばなくてはならない、というわけなのである。

 

武田龍夫著の「福祉国家の闘い」によると、以下のことが書かれているという。

 

福祉国家と言われるスウェーデンは、外から見ると良さそうであるが、内から見ると病んでいる。1990年代の状態は、日本に比べて、犯罪率10倍、レイプ率20倍、強盗7倍である。米国よりこの数値は悪い。その理由は女性にある。この地域は、北ゲルマン人種で、独立心が高く個人主義で男女平等精神がある。女性も子供の頃からこの精神をたたき込まれる。男から見ると、女性は強く怖さをもっているので、家庭に癒しがなくなる。その家庭で満たされないものを、外で解消していると考えられる。

 

どうであろうか。僕は、これには間髪を入れずに同意してしまう。そういえば、スウェーデンの16歳の環境評論家、グレタ・トゥーンベリさんを思い浮かべてしまう。議論の中身は触れないが、外見表情から、怖い女の子である。これだけ強く主張する女性では、家庭の中に安らぎは無いと思う。男は家にいるより、外に息抜きを求めてしまうと僕は予想する。

 

日本は、北欧に学んで同じになったら、同じく病んでしまうのではないだろうか。