魂を込めると魂は籠もる

魂を込めるとは、一生懸命に何かをするときに使う言葉ですが、よくよく考えると、深い意味があります。本当に魂は「籠もる」んですね。魂が込めたられたものは、ただの物体から、何か命が籠った物に変わるのです。いや、魂を込めなくても、魂は籠もるのです。

 

僕はそれを実感しています。昨年、僕は、職場の落とし物のネズミのぬいぐるみを、保管期間が過ぎたので家に持ち帰りました。それは、見た瞬間、僕の心に訴えるものを感じていました。同僚たちは、ただの落とし物としか見ていませんでしたが、僕にはただの物ではなく、言葉を発しているように感じたのです。

 

家に持ち帰ると、妻も僕と同じような気持ちを感じたようでした。早速それを生き物のペットのようにかわいがり始めました。妻はぬいぐるみをたくさん持っており、どれも可愛がっていますが、そのネズミには特別でした。インスタとして写真をアップして、現在フォロワーを持つようになりました。どの写真も、僕が職場でいた時に感じたように、言葉を発しています。魂の籠もった状態だと思います。

 

もちろん、魂を込めた作品には、魂が籠もっています。そして、魂が籠った作品は、人の心に訴えるものがあるのです。なぜなら人の根源は、魂だからです。僕は今このように感じています。

 

補足ですが、僕が持ち帰ったネズミのぬいぐるみは、ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』に登場する坊ネズミでした。