癒しを求める心

人は、ほっこりとするものを求めています。素早く賢く高度なものより、ゆったりとしてそのままで身近なものがそれです。人は一生懸命、人より早く上手く、生きて行く事をしてきました。能力があり効率が良いことが価値あるものとさせられてきました。でも、僕の心を見ると、僕はそんな事を求めていないのです。きっと、他の人もそうだと思う。

 

Youtubeやインスタグラムの投稿を見ても、いいね!スタンプが多いのは、そういう癒しのあるものです。ペットの可愛いのんびりとした仕草や、川のせせらぎや虫の音や鳥のさえずり、これらは心の奥底で求めているものなのでしょう。安らぎと癒し。

 

話はちょっと変わりますが、ふと思うに、家庭にもこの安らぎと癒しが必要です。そういうものが無いと、家に帰ってゆったりもできず、別の場所に癒しを求めてしまう、これが離婚の深く根本なのでは無いかと思います。その様にできない家庭の妻を責めるつもりはありません。厳しい生活を切り盛りして、人間関係を整えて、妻とて癒しと安らぎが必要なのです。ですから、相手に癒しと安らぎを求めてはダメなのです。自らの心の内に心の故郷を求め、それらを伝えあう事で家庭にも安らぎが生まれます。夫が盆栽をやり、妻が絵を描き、そんな生活こそ老境の夫婦の理想かもしれません。