コロナ対策は5輪開催の為か

24日IOCバッハ会長との電話会議で、安倍首相は5輪の1年延期を提案し了承された。20日時点では「4週間以内に結論を出す」との決定をし、5輪開催の意志を捨てられない政府だったのに。今回は日本から提案し、世界の言いなりになる日本のイメージを消そうとしているのは、誰の目にも明白だ。

 

自分から言い出せない日本政府は、一度延期が決まると、今度はコロナ検査数を増やして感染数を増やし、首都圏封鎖もありうるとの合唱だ。もう既に潜在的感染が蔓延していることは承知の上だったのだ。健全な政府なら、現状を厳しく精査し、持てる資源を有効に確保し、断固とした決断をしていくのではないか。あれほど5輪開催に固執していた、森実行委員長も、抑えていた蓋が取れたように1年延期を言い出す。周りの目を見て、自分では決断できない政治家はもう沢山だ。

 

トランプ大統領が220兆円規模の財政出動を言えば、援助金額を1万円と言っていたものを、10万だ、20万だ切り替える。何とも情けない。もう2世のお坊ちゃん政治家ではダメだ。また、それにまだ気付かない国民にもどかしい。

 

一方、この堕落した政治を突き破り、国民を第一に据える政治家が、企業のトップが、官僚が、一気に飛び出す環境が整いつつある気配も感じる。その方向に、おおいに念を送ってる。