政治格差

今の日本の政治が良いと思う人はほとんどいないであろう。与党も野党もダメで、選択肢がないと言う。僕も全くその通りと思う。

 

しかし、そういった後に、2つの態度がある。ひとつは、もうどうしようも無い、変わりっこないという諦め。もう一つは、何とかしようとする態度。

 

残念ながら、前者が圧倒的に多い。これではこの悪政を脱皮できないと、僕も思ってしまう。でも僕は諦めてはいない。一部の人達が、懸命に考え始めているからだ。今まで関心を持たなかった政治に、耳を傾け始めている。

 

それを支えているのが山本太郎だ。各地の街頭演説で、同じ質問に、何度も繰り返しながら説明をしている。時には野次られたり罵られたりしても、無視する事も敬遠する事も無く、面と向かって答える。この態度が、多くのファンを引き付け、聴衆が絶えないのだ。

 

でもこの積み重ねが、大きな違いを生み出していることに気が付いた。それは、政治格差だ。知識も心の態度も、徐々に確実に変わりつつある。その人数と、政治に対する態度が、ある変異点に達したら、それは社会を変える力になる。それは、山本太郎の言葉が、その人達自身の言葉になった時だ。僕はそう直感している。

 

その時、この政治格差は歴然としたものになっている。そうだ、学ばなくてはならない。この一時一時が、考える人と考えない人の差になっている。気がついた時、それは大きな差になっていると思う。学歴も金の有無も、それには手出しできない。

 

山本太郎が議員にならず、国会という劇場の見せ場を急ぎ作らず、それを見張る真の観客を、今作っているのだ。これこそ神の取り計らいと思う。