沈黙を破る

現時点の世界、そして日本の色んな問題・課題を考えると、人類はこれからどうなるんだという暗澹たる気持ちになってしまいます。

 

香港・チベット・ウィグルなどの人権問題、朝鮮・アラブ・クルドなどの民族問題、グローバリズム・金融・ディープステートといった支配層の問題。人類は本当に学んできたのか、進歩してきたのか、どこへ向かおうとしているのか。ただ瞬間の欲望のみで、その時の問題を反省することなく、責任もなく、未来の展望もなく生きてきてのではないかと思ってしまいます。

 

そんな折、22日には「即位礼正儀」が行われました。その日本の儀式は、不安と憤りと失望に対し、勇気と正しさと希望を与えてくれました。2千年以上の永きに渡って社会を治めてきた支配層はこの日本にしかありません。それは細かく言えば問題もあるでしょう、しかし、永きにわたり続いてきたというその重みは何物にも代えがたいものです。

 

日本人は戦後長いこと「沈黙」を続けてきました。しかしその沈黙から目覚める時が来たのではないでしょうか。籠っている殻を破って出てもいいのではないでしょうか。天照大神、傍若無人須佐之男命に嫌気がさして閉じこもった時、やおろずの神々は計画を練って岩戸の外に引き出すことに成功しました。今度は僕ら自身が岩戸を開け世界を照らす時です。 自らを学び直し、自信をもって、沈黙を破るべきです。