消費税という社会問題

昨日10月1日から消費税が10%に引き上げられました。そのためでしょうか、近くのスーパー(OKストア)はそれまでの賑わいから一転してガラガラでした。昼前いつもは行列のできるレジも並ばずにできました。

 

さてYoutubeを開いていたら、山本太郎の新宿西口での街頭記者会見が配信されていました。消費税がアップされていろいろな影響が出ているという人々の声を拾い上げていました。今までギリギリの資金繰りでつないできたけど、消費税アップで家賃があがりまた客足が遠のくことからやむなく閉店を決断した飲食店の経営者。消費税アップの不安から精神状態が不安定な生活保護を受けている人。

 

さらにとても印象深いのは、母子家庭で育ちやっと就職をした22歳の女性の声でした。母親も必死、娘も必死、とても余裕がなくお互いを思いやることもできなくなる生活はまさに孤立無援の泥の中です。よく頑張ってそこまで成長しましたねと声をかけたくなりました。レジの仕事をしながら週末はスナックで働らき続けてきたお母さんにも安らぎを早く与えたいと切に思います。

 

ああでもこのような声がいままで社会に発せられなかったこと自体がおかしいと思いました。どの声からも必死に頑張っているんだという切羽詰まった思いが伝わってきました。そしてそのような声をオープンにしていく山本太郎という政治家に頭が下がります。

 

そしてふと僕の職場を見れば、希望を持つことができない中、自分の気持ちが崩れないように耐える若い人たちを見ます。

 

やり方が悪いとか、知恵がないとか、努力が足らないとかそういった言葉で、今までの社会はこれらの声を押さえつけてきたのです。これはもう個人の問題ではなく、社会の政治の問題とあらためて思いました。