体温測定

体調管理のため体温を測るとき、体温計の癖を知っておかないと間違った判断にしてしまうことになりかねません。

 

■わきの下で測るときの注意

わきの下での検温で知っておかないといけないことはつぎの2つです。

①脇の下でも血管の近くと離れたところでは結果が違う

②汗ばんでいると正確な検温ができない

つまり体温計を脇の下に挟む位置や角度で結果が違うということです。さらに汗ばんでいると、温度を読み取る部分についた水分が蒸発した時の気化熱で測定が低くなります。僕の経験では1°の差ができてしまうこともありました。脇の下で検温するには汗ばむような状況では検温せず、そしてしっかりと脇に挟むということです。しかしこれでは安心して自由な検温ができません。手を動かしたい時もあれば、運動直後の体温を知りたい時もあるのですから。

 

■口内での検温をお勧めします

脇で測るとほかの作業ができたり、見た目もおかしくなく人目を気にしなくてもいいというメリットがありますが、しっかりと検温するという目的のためには、口内(舌下)検温をお勧めします。舌下には血流も多く温度も安定していますので、正確で早い検温ができます。しかも脇の下で測る時の汗による影響も気にすることなく、これにより運動直後の体温だってわかります。

 

低体温の体調管理していましたが、長い間脇の下で検温をしていて、その結果に一喜一憂していました。しかし、脇の下の検温に誤差があること、口内での検温が安定していることを知り、落ち着いて体調管理できるようになりました。