健康は流れが良いこと

そして病は流れに淀みがあること

 

僕は若い時大きな病気をしたので、体の状態を診るくせがあります。痛いところがあればその痛みはだれが発しているのか、それに対して身体が何を訴えているのかというように観察するのです。そしてこれまでの体験から、健康であるとは流れが良いことと結論しています。もちろん医者ではありませんし、医学の深い知識を持ち合わせていませんから、僕のこの結論は科学的な根拠を持ち合わせているものではありません。しかし、昨日街中をウォーキングし体の変化を感じてこの思いをさらに強くしました。

 

実は僕はこの3か月ぐらい左のお尻の奥深いところに痛みを感じていました。骨なのか筋肉なのか、はたまた何か異物なのか。その痛みが大きくなったり小さくなったりするのです。消えることなくそこに何かがいる、何なのだろうと思い続けていました。昨日ウォーキングしている時もこの軽い痛みと異物感があったのです。そしてそれがどうなるか楽しみな気持ちもありました。どうなるか見てやろうというような気持ちです。

 

ところが、今朝目覚めたとき、その異物感というか軽い痛み感が全くなくなっているではありませんか。きわめて爽快な軽い感じに驚きました。今まで在ったものが無くなっていたのです。今年になって僕はこれと似た経験を2つ経験しています。それは歯茎と足首です。

 

歯茎については、噛むときに歯茎が痛くなってきて触ってみると何か腫れた感じがありました。歯医者さんにいけば歯の根元が腐っていますので歯の神経を殺し洗浄しましょう、というパターンです。でも今回は低体温の対策で長湯することを始めたばかりだったので、風呂につかりながらそこをマッサージすることをしばらくやってみました。そうしたら、その痛みがとれてきたではありませんか。御飯が噛めるばかりかやわらかい煎餅なら食べられるようになりました。足首についても、くるぶしのあたりに膨らんだものができて痛くなりましたが、歯茎の時と同じようにマッサージをしていたら治ってきたのです。

 

今回のお尻の中の異物感と痛みも思い出してみるとこれら2つの経験と同じです。違いは直接触ってマッサージできないことです。でもウォーキングすることがそのマッサージと同じ効果があったと思われます。

 

ふと若いころ腫れて痛くなったときのニキビを思い出しました。そういえばあの時の痛みとよく似ています。ニキビは皮膚の表面にありますから直接触れることができるし、場合によっては潰して治すこともできます。しかしもっと深いところにできたニキビはそうはいきません。でも、温めて循環を良くしてやることで身体にできた異物を取り除くことができる、これが今回僕が学んだことです。

 

そしてこれは病気全般についてもいえることではないかと思われます。体を温め流れをよくしてあげることが僕らシニアの健康の秘訣になるのではないかと思いました。参考になれば幸いです。