欲望の解決手段

欲望は何であるのか、と言う問題提起をしたい。欲望はそれを満たすためにあるのでは無い。欲望は、それによって自己研鑽を発するためにあるのではないか。

 

欲望が満たされなければ、欲望が満たされない状態をどう克服するかを考えざるを得ない。この自己との対峙がとても重要だ。この自己との対峙を避けて、単に欲望を満たすことに走る社会は間違っている。自己との対峙を経ず、欲望が満たされたとき、さらに次への欲望へと向かってしまうからだ。

 

食欲でも、性欲でも、それを果てしなく追求したら破滅へと向かってしまう。今では陰謀論ではなくなってしまった、小児性愛の人たちは、この性欲という欲望にはまってしまったと考える。

 

欲望がより簡単に満たされてしまう可能性がある時代だからこそ、自己の研鑽・心の内観が大事になってきていると思う。これができるかできないかが、その人の価値を決める。そしてこれこそ、欲望の解決手段なのでもある。