最高裁テキサス州提訴棄却は覚醒の起爆剤

テキサス州ジョージア州など4州に対し、憲法違反をしているとして最高裁に提訴を棄却したが、最高裁はそれを棄却した。なんとも残念なことである。理由は、テキサス州がそのような提訴をする資格がない、というものである。

 

最高裁はこの件に関わりたくなく、逃げの一手を打ったとしか思えない。踏み出す勇気がないのだ。それは、テキサスの訴えは正しく、最高裁としても正しいと判断せざるを得ないことを知っているのだろう。もしそうすれば、今回の選挙に関する流れは一気に変わる。それは歴史的な大変革につながる。その先の混乱と責任とを考えたら、そのような怒涛の流れに身を置くことを恐れたとしか考えられない。

 

しかし、最高裁のこの判断は、アメリカ人の不正選挙に対する怒りの火に、油を注いだとも言える。翌13日土曜日のワシントンDCにはトランプ支持者が続々と集まっている。先月14日の100万人行進を思い出させる。あの時は熱狂的雰囲気であったが、今回はもっとじっくりした反旗を感じる。自分たちが覚醒しなくてはいけないんだという雰囲気を感じる。

 

僕はこうして、覚醒の気が染み渡っていくことこそ、真の変革に向かっていることを感じた。憲法に従うなら、憲法に保証された州議会こそ、その権利を行使しなくてはいけないのだ。ビビる州議会を大衆の目覚めが押し上げる、これこそ必要なのだ。そして大衆から離反し、権力の旨みに浸った議員たちをふるいにかけ、議員に留まる禊をさせるのだ。楽しみな流れになってきた。そしてこれは、日本にもあてはまるのだ。

 

TIMEが今年の顔として、バイデンとハリスをあげたという。理由は、「米国のストーリーを変え、共感の力が分断の猛威よりも強いことを示し、悲嘆にくれる世界に癒しのビジョンを共有した」からだという。僕は、怒ると言うより、思わず吹き出してしまった。ピント外れ思い違いもいいところだ。トランプ大統領が実現したら、TIMEは真っ先にお取り潰しだろう。