なぜ横書きなの?

僕は最近、日記を縦書きにしました。横書きはどうも綺麗に書けないからです。縦書きにしたら、安心して字がかけるようになりました。上と下の字が繋がって活き活きした感じになりました。

 

習字は縦書きです。横だと、一字一字が分断されます。字が分断されると、気持ちや考えの流れも滞ってしまうように感じるのは僕だけでしょうか?それに横に字を急いで書くと読みにくくなってしまいます。縦なら、急いで書いても、それなりに綺麗に書けます。僕は、公に迷惑がかからないなら、努めて縦書きにしようと思っています。

 

さて、英文は横書きの構造です。縦では絶対に表記できません。しかし、日本語は、一つ一つの文字が独立しているので、横に書いても表記できてしまいます。この縦書き横書き文化の違いの深層に、何があるのかは分かりません。でも、元々縦書きの習慣を西欧の横に合わせることは、無条件に受け入れるべきではなく、その違いを少なくとも認識しておく必要を感じています。

 

楷書・行書・草書の3字体は、中国で作られ日本に引き継がれました。永い伝統と文化によって洗練された表記です。その先人の感覚を忘れることなく、その感性を次に伝えたいと思っています。