口は感情の出口

面白い夢を見ました。壁に口だけがあるのです。色々な表情をしています。それだけでどんな顔をしているかわかります。目は口程にものを言い、と言いますが、口も負けてはいません。

 

思うに、目は脳の奥底の感情、口は動物的な感情なのでしょうか。目は脳につながっているのに対し、口は胃につながっています。この点も目と口の違いを表しています。

 

はて、日本語には、腹の探り合い、腹を割って話す、腹を据えるなどと、腹はその人の根源的なものとして表した表現が多いです。日本人は、頭で考えるのは表面的で、腹で考える方がより深いと感じていたのでしょうか。

 

このことが直ちに、目の表情と口の表情を特徴付けるとは思いませんが、腹も何か考えているんだと気がつくきっかけになると面白い。自分は何処にいるかと考える時、腹に在る、と考えると、僕は何か落ち着いた気持ちになります。そして、その感情の出口として、口を見ることも何か新鮮な思いがしました。