国民のための国になる事を要請

27日、安倍首相が、来週から春休みまで全国の小中高校の一斉休校を要請した。突然の要請で、現場も、子供を通わせる家族も動揺がはしった。このことは、春休みがあける4月初めまで、子供たちは自宅待機という事なのである。

 

コロナウイルス感染阻止という点ではやむを得ないが、この時点で、このような突然の方針発表に疑問を持たざるを得ない。それに、感染阻止というなら、どうして今日も中国から人の入国を認めているのか。その対応のちぐはぐしていること、そしてそもそも中国に忖度した対応の遅さに、疑問を持たざるを得ない。

 

意識ある自治体はそれぞれ、3月の予定を粛々と進めていたはずだ。余程の焦燥感があるとしても、文部省にも確認しないまま、鶴の一声でこのような発表をするのはとても信頼できる政府とは言えない。

 

とは言っても、現場は対応を進めなくてはならない。その労力たるや、大変お疲れ様です。また、子供を持つ共働きや、ひとり親の家庭はどのような状況であろう。予算案を必死で通すのではなく、このような対応に向けての暫定予算の検討をすべきではなかったのか。迫りくる3月の対応をどのように考えてるのであろうか。今の政府は、問題をすべて民間に、それも弱い立場の人に投げつけている感を持ってしまう。

 

国のための国民ではなく、国民のための国になる事を、僕から要請する。