各特別養護老人ホームの特徴

特別養護老人ホーム入所申込書を提出のため、近辺のホームをいくつか訪ねてきました。僕の感想としては、管理をどれだけ重視するかという点で大きな差があるということです。施設としては管理をしっかりして、不測の状態を招かないことが求められますが、一方でそれをやり過ぎると入所者への縛りが多くなります。

 

冷蔵庫を室内に持ち込みについて

冷蔵庫はほどんどが許可していました。許可しないホームは、入所者が勝手に飲食をしてしまうと健康管理ができなくなるというのが理由でした。さらに面会者が勝手にいろいろ食べ物を与えることを控えるように言われました。健康管理の点では致し方ないのかもしれませんが、僕としては、面会時には母の好きな飲み物を与えてたいと考えています。その点からも冷蔵庫は置いておきたいものとなります。また、余生も多くは望めない母のためにも、病院のように食べ物管理をしてはかわいそうに感じます。

 

面会時間について

面会時間は10時頃から18時頃までというところから、24時間OKというとことまでありました。施設のセキュリティの点を考えると、多くの時間を開放するのは困難と思われます。ただ僕の勤務を考えると、例えば10時から18時というのでは週日の面会はほぼできないということになります。夜の面会は入所者の健康状態からも控えたほうがいいでしょうが、朝の訪問ができるとありがたいです。

 

テレビ・パソコンの持ち込みについて

どのホームも認めていました。ただし、操作は本人か家族人にやってもらうということになります。これは当然でしょう。パソコンのインターネットについてはモバイルWiFiを入所者が用意することになります。ただ、保証はできないがWiFiが使えるホームもありました。これはありがたいです。

 

個室の格子窓付き扉

個室の扉は通常は一枚板であり、閉めたら外とは遮断されます。今回見学した中でとても印象的だったのは、格子窓付き扉をつけているホームでした。格子窓を少し開くと外界への視線が確保されます。外の通路や集会室での人の動きちょっと覗けて、話し声を聞くことも可能です。これはとてもいいアイデアだと思いました。封鎖された個室では息が詰まる様な気分になるので、それを少しでも和らげるのではないかと思います。

 

ホームの入所者管理はいろいろと大変なものと改めて感じます。でもその中で入所者への気配りを少しでも多く感じられるところを希望しようと思っています。