野毛山動物園

野毛山動物園に娘と行ってきた。日差しがないので寒空ではあったが、土曜ということもあって子供連れでにぎわっていた。野毛山の裾に広がる園内は、自然公園も兼ねていてちょっとしたハイキング感覚である。しかも入園料フリーだ。

 

今日は気温も低いせいか動物たちはじっとしている様子だった。でも、さすがライオンは風格を保ってしっかりと奥を見ている。熊は大きな背中を向けて昼寝中。コンドルはその立派な禿げ頭を持ち上げて人間たちを見ている。アシビニアコロブスというサルも整った顔でじっと考えている風である。

 

一方、にぎやかに飛び回っていたのはインコたち、それから水槽の中の子亀たちは、親亀の周りを遊びまわって、愛嬌を振りまいていた。大池の中で鴨たちも元気で幸せそう。と、突然、池端の大きな木からリスが飛び出し目の前を駆け抜けていく。娘も童心に戻って追いかけ、自然を味わえた一瞬であった。

 

でも、何と言っても人気なのは、なかよし広場での動物たちとの触れ合いだ。モルモットと小さなネズミとチャボを、抱っこしたり触ったり手に乗せたりできる。モルモットは、手で胸を包むように抱き上げるとじっとしたままである。その柔らかい手触りには癒される。チャボも抱きかかえても意外におとなしい。ちょっと驚いた風に人間たちを見る。動きが早く目が離せないのがネズミだ。手にのっけてうっかりすると、背中の方へ行ってしまう。ネズミの動きに合わせて手を添えていくのが楽しかった。

 

あまり大きな動物園ではないけれど、コンパクトに遊べるところと思う。園を出て桜木町まで歩き、食事をし、年末の娘との幸せな時間でありました。2万歩以上のウォーキングで身体も幸せでした。