台風19号

数十年に一度の大型で猛烈な台風が直撃とのことで、対策は結構真剣にやりました。窓ガラスが破られる事も想定し、割れたガラスが飛び散らない様にテープで補強しました。階段横の高所にあるガラス窓は、はしごを立ててヒヤヒヤしながら拭き掃除してテープを貼りました。

 

庭に植えたばかりのイチジクの木は、根元にレンガを添えて、元から折れないように工夫しました。トマトやナスはもう収穫終えたので諦めましたが、ツルを伸ばしている時計草は、支え棒を補強しツルをまきつけました。

 

断水に備えて風呂桶にはトイレ用・洗濯用の水を、飲料水用としてバケツに水を貯めました。停電対策で懐中電灯やラジオを用意し、冷凍庫には水を入れたペットボトルを入れ、停電時にもある程度冷温を保てるようにしました。

 

ガスが止まったら炊けないので、圧力鍋で玄米ご飯を炊きました。しかし卓上ガスコンロ用のガスボンベは、売り切れで購入できなかったので悔やまれました。

 

こんなに台風対策で真剣になったのは初めてです。ふと1959年の伊勢湾台風のとき、蚊帳の中で父母と妹とラジオの声を聞いていたことを思い出しました。僕は小学校1年生でした。いつもと違う夜の時間にはしゃいでいました。

 

とても楽しかった。父母の心配はよそにいつもと違う夜をはしゃいでいました。何か怖いことが来てるけど、守られて安全な所に身を隠してじっとそれを見ている。そんな安心感に酔っていたのですね。今回の僕とは全く違いますね。

 

いつもと違う夕食を妻と2人で食べました。ちょっとふざけて、妻に楽しいかと尋ねたら、「楽しい」と返って来ました。