自立したリーダーによる第二の市民革命

政治の世界でも、様々な言論がネットを通して発信されるようになった。様々な考え方があり、自由な発言や意見の交換を通して、自分の考え方を鍛えていくと言う事は大事なことだと思う。

 

さて、現代は、第二の市民革命ではないかと思う。イギリスの名誉革命フランス革命アメリカの独立戦争などは第一の市民革命ということになる。この時の市民は、思想的リーダーによって啓蒙され、生活や権利や社会のおかしさに気づき、封建的な社会の仕組みをひっくり返したのだ。

 

こうして教会や貴族の支配から自分たちを解放させた。しかし今、現代社会は、新しく登場した上流階級と言う特権によって、同じような支配構造ができてしまった。解放されたと思った市民の権利が、官僚や政治家や司法など、社会を動かす一部の人間による独占されたものと化してしまったのだ。

 

彼らは、認識共同体を作り、右も左もその認識共同体の中では同じ仲間なのである。彼らはその認識共同体を守り、情報操作をし、自分たちの支配構造を保持しようとしている。支配されたものの生活は抑えられ、格差はますます広がってしまう。

 

だから現代の、第二の市民革命とは、かつての思想リーダーと同じように、一般市民が自分の頭で考えていくと言うことで成り立つものなのだ。つまり、自分の生活の中で、より良い人生を送るために、社会を良くするために一生懸命戦っている人達こそが、今の市民革命のリーダーなのだ。政治家になりたくて政治家になった人間では、もうリーダーにはなれない。生活に根ざし、その原点から立ち上がるリーダーこそ真のリーダーである。

 

インターネットが普及し、末端の人たちも意見を交換しあえる現代だからこそ成立する市民革命だと思う。