工房を開始しています

毎日の投稿を止めることで、自分の時間ができました。計画していた工房での作業を続けています。僕の工房は、キャッチフレーズとしては、「座敷わらしが喜ぶものを作る」です。

 

そもそも日本には、座敷と言うものがなくなりつつあります。座敷と言う、生活と人生と家族とをつなぐ空間が、なくなってきているのです。かつて、その座敷には、魂がありました。喜びも悲しみも座敷わらしが共有していたのです。そして、その座敷わらしは、天の声とつながっているのです。

 

座敷わらしが喜ぶものを作る、と言うと漠然としていますが、それは、魂が喜ぶものを作ると言っても良いのかもしれません。何を作っていくかは、これからです。でも、どのように作るかについては、決まっています。

 

一言で言うと、自分の手と足と頭で作ると言うことです。別の言い方をすると、他人によって作るものを制限されないと言うことです。僕が排除したいものづくりとは、例えば、LEGOのようなものです。それは一つ一つの部品がなければ何も作れません。部品を微妙に変更したくても、思うようにできません。つまり、作る上で便利だけれども、すでに他人の部品に依存している作り方なのです。

 

部品とは、ものづくりのために助けとなるべきものです。それを制限するものではありません。LEGOは、ものづくりを共通化することによって、ものづくりを支配するのです。まさにこれは企業の原理です。

 

今世界は、グローバリズムの限界を味わっています。人間を国を共通の原理で統一し支配していく事は、もう不可能なのです。それは人間の個々の魂の反乱でもあるのです。ものづくりも、その流れに逆らうことができないのです。

 

これから、自分が作ったものを、ひとつひとつ投稿していこうと思っています。

 

僕にものづくりの基本を教えてくれたのは、母親の父、つまり僕のおじいさんです。祖父は電電公社の電線の工事技術者でありました。祖父は、ものに魂を込める、と言うことを教えてくれたのだと、今僕は理解をしています。それをどこまで表現できるかは未知数ですが、魂を込めると言う方向だけは外さずに進んでいこうと思っています。