マスメディアへの提言

アメリカ大統領選挙が佳境に入った頃から、僕は日本のマスコミ報道は見なくなった。なぜなら、それを見ても真実が見えないからだ。代わって、アメリカの報道を見聞きしている。英語が堪能ではないので、細かいことはわからないが、少なくとも、どのような状況が進行しているかは分かる。もちろん、トランプ支持の報道とバイデン支持の報道の両方である。トランプ支持はFoxNewsやNewYorkPostなど。バイデン支持はCNNやNewYorkTimesなどである。でも正直いって、バイデンを支持の報道はあまり見なくなったが、日本の報道だけを見ていては見えない真実が分かる。トランプとバイデンの選挙ラリー状況の比較もできる。各地で起きている暴動や衝突、どちらの陣営にとっても都合の悪いことも含めて、状況を知ることは大切である。

 

しかし、そのアメリカでも偏向報道が酷いことを思い知ったのは、10月14日のジュリアーニニューヨーク市長のハンター・バイデンのPC内容暴露からである。バイデン支持のマスコミは全くの無視である。一方トランプ支持のマスコミは、連日の関連記事である。

 

報道機関とて一企業であるから、スポンサーの意向には逆らえないことは分かるので、偏った報道となるにはやむを得ないとは思っていたが、PC疑惑以降の偏向報道は看過できないと思うようになった。大手マスコミはほとんどバイデン支持なので、不都合なことは記事にしないし、逆にトランプのちょっとした言葉の端にもクレームをまくし立てる。選挙ラリーを見れば、明らかに民心はバイデンを離れ、トランプに集まっているのに、そんな事はないかのようにバイデン有利を言い続ける。ましてや、ハンターのPC疑惑はちゃんと議論すべきなのに、ダンマリのままであった。しかし、投票前日になって、トランプ有利を見逃せないと見るや、トランプ評価の記事を載せている。PC疑惑も報道をしている。これな完全にトランプ勝利のための、面子のための保険の手を打っただけである。

 

大手マスコミは次のような罪を犯していると思う。

①公平な報道の顔をして、明らかに偏った報道をしている。(聴衆を騙している)

②大衆は報道によって誘導できる、そうしていいと思っている(聴衆を馬鹿にしている)

③報道機関としての役割を忘れ、自分達の生活の糧のために活動をしている(聴衆への利益提供をしていない)

 

こうであるなら僕は次のような提案をしたい。

①どのような志向を持った報道をするかを発表する。(どんな組織・団体と関連を持つか。)

②スポンサー、即ち収入源は何かを公表する。

 

つまり、例えば、共産党の「赤旗」、公明党の「聖教新聞」のようにすれば、どういう傾向の報道かわかるし、正しい判断ができる思うのである。評価が高まれば、聴く人も多くなるし、スプンサーの社会的責任の表示にもなる。

 

なかなか難しいことかもしれないが、このくらいしないとマスコミの酷さは直らないと思うのである。勿論、真先に、日本のメディアにお願いしたいものである。